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小学校の先生って①

今回は教員時代のことから。
世間ではブラック労働の代表の1つと認識されているのが教員という仕事の現状です。

でも実際にはどうなのか。
何がブラックなのか。
ぼくが3年間働いて感じたことを中心に
書きたいと思います。
そしてそれが少しでも多くの人に伝わり
学校の働く環境が改善されることを
切に願っています。

まずは、労働時間。
重要なことなので、最初に言います。

定時のはるか前から仕事が始まる。
定時で仕事は終わらない。


3年間で定時出勤&定時退勤できた日なんてマジで1回もない。
(長期休暇を除く)
まずは定時の前から始まることについて。

ぼくの働いていた場所は8:30~17:00が定時です。
で、朝の会っていう、まあ誰もが日直とかで経験したあれ。
開始時刻が8:25。

おやおやすぎるだろ…
定時の前からクラスではもう1日が始まるんです。
やばくないですか?
定時に行ったらもう遅刻なんですよ、先生側が。

だからそもそも定時出勤は不可能。
しかも、平気で8時ごろにパトロールとか入ることもある。
もちろんこれも定時前。
理科の実験の準備とかで当日じゃなきゃダメなやつ、
これの準備ももちろん定時前。

これは全ての学校に当てはまるわけではないのだが、
7:45から体育のライン引きとか、
新人はお茶汲みとか。
そんなのがある学校もぜんぜんざらにあります。
#やばすぎ

他には、夕方は定時で出ないと我が子の迎えがある、
といった方も結構いるんですよね。
その場合、膨大な量の仕事を放課後にできないから
朝早く来てやってる人もいました。
#やばすぎ
定時に帰るために、定時の前に来て仕事。
#なんやこの日本語は
#でもこれが当たり前の環境

まああとは本当に残念なんですが、
一部の管理職(主に校長)だと
労働時間で頑張りを判断するヤツが
未だにいるみたいです。
#無能すぎるだろ
#絶対朝礼の話おもんないタイプ
#子どもが砂遊びするタイプの話

校長じゃなくてもそういうヤツはいます。
毎朝6時とかに出勤するヤツとか。
まあ「頑張ってる=労働時間」なんでしょうね、このタイプは。
でもこのタイプはもれなく仕事ができません。
ちなみにできないのにやった感はエグ出します。
#これはどの会社でもおるか

これが定時前出勤の主な要因かと思います。
前半に書いたような物理的に不可能だったり、
家庭の事情で無理な場合。
あとは後半に書いた無能。
どっちかに当てはまる人が結構いて、
結果的に定時という概念が消えてくんですね。

で、そんな環境に何年もいたら
それが当たり前になってしまう。
当たり前のことを疑うことなんてほとんどないし、
正直、そんなこと考えてる暇があったら
目の前のタスクを終わらせて早く帰りたい
ってのが教員時代にはよく思ってました。

今回から始まったブラック労働の実態について。
1回目は定時前に焦点を当ててみました。
きっとこの他にも様々な理由で定時前から
頑張っている教員が多数いるはずです。

ちなみに定時前に給料は一切発生していません。
無賃で朝から働く教員がこの国には溢れています。
この現状を1人でも多くの人に知ってもらいたいです。

労働時間について書くつもりでしたが、
定時前だけで1000文字を超えてしまったので、
定時後のこと、休憩時間についてなど
また次回以降で書きたいと思います。

ではまた!

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