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【鑑賞記録】小コレクター運動と福井

福井県立美術館で開催している「小コレクター運動と福井」展を拝見しました。

小コレクター運動とは無名芸術家の作品を市民が購入して支援する運動のことで、少額を出し合ってまとまった金額を芸術家へ渡し作品が制作されました。

この運動に助けられたのは今では名の残る瑛九や靉嘔などの芸術家たちがいます。特に福井県大野市はこの活動が活発だったそうです。

展示はモノクロ主体の北川民次、カラフルな靉嘔、モノクロの瑛九というようにモノクロとカラーを交互に配置してマンネリにならない工夫がされていました。その他には泉茂、丹阿弥丹波子、オノサト・トシノブ、元永定正などの作品も展示されていました。

最後に磯崎新の銅板手彩色もあって、建築家の描く絵が好きなことを再認識しました。中村好文さんの描く絵が好きなのです。

地域顕彰の任を地道に重ねる福井県立美術館さんの活動に好感がもてました。

展覧会は12月24日まで開催しています。