服屋がこわい。(12/9執筆)
当方、ピチピチの女子大生である。
(ピチピチなどと言っている時点で
ピチピチではないのかもしれないが…)
そんなわたしは、服屋がこわい。
厳密にいえば、ファッションビルや百貨店などに入っているような高級な服屋だ。
普段はファストファッションやセール品で済ませてしまうことが多いが、
人生には何度か、こういった服屋にお世話にならなければいけない時がある。
ではなぜ、こわいと思ってしまうのか。
理由はいくつもあるが、
最もこわいのは、目をギラギラさせた店員だ。
とくに、店に足を踏み入れたとたん
「ご試着してみてくださいねー」
と言いながら寄ってくる人や、
少し手に取っただけで
「その色人気なんですよー、こちらなんかと合わせると…」
と反論の隙を与えずに話す人がこわい。
さらに言えば、そういった店員は女性に多く、みな甲高い声で、怖いくらいの笑顔を貼り付けている。
それの何がこわいって、
「売る」ためだけに近づいてくるところだ。
彼女たちは客をエモノか何かと思っていて、「どれだけ買わせるか」しか考えていないように思えてしまうのだ。
そこにあるのは「店の利益=自分の利益」だけで、こちらの都合なんてまるで無視されてしまう。
反論する暇も与えないセールストークは、その場での売り上げには繋がるかもしれないが、
長い目で見れば客が逃げるだけだろう。
逆に、店員さんが過干渉しない店もある。
普段はそれぞれの仕事をしていて、こちらから話しかけた時に親身になって接客してくれる。このような店はとても入りやすい。
「売りつける」ではなく、「欲しいものを見つけてもらう」というスタンス。
その時に買ってもらえなくても、客には「この店員さんは信用できる」と思ってもらう。そのことがリピーター獲得につながり、長期的な売り上げアップにつながるのではないか。
なんだか営業のありかたにも似ているなぁ、なんて思いながら、
今日もわたしは服を買う。
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