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はじめて本を届けることができました

『ほんだけ』をオープンして1週間。木曜にこもれび書店から届くメールを開くと、そこにはちょっとだけ隙間のできた私の棚の写真がありました。

いつどんな方が買ってくださったのかを、私は知ることはできません。

ふと思い出したのは【どうぞのいす】という絵本。

いすをつくったうさぎさん。「どうぞのいす」とかいたカンバンといっしょにいすを木の下においておきます。やってきたロバさんはいすでおひるね。どんぐりがいっぱい入ったかごをおいていくと、くまさんがやってきて。

ものとものを交換する場所ではないけれど、本だけをおいておき、どこかの誰かにその本が届いていく共同書店は【どうぞのいす】のような場所。

うさぎさんも、そこでどんな出来事が起きたのかを知ることはないけれど。「こんな出会いがあったらいいな」と想像しながら今日も本を並べます。

📕いま読んでいる本 【うるさいこの音の全部】 高瀬隼子さん
1988年愛媛県生まれの高瀬さん。1987年生まれで愛媛で育ったので親近感をもち、著書をいくつか読んでます。【おいしいごはんが食べられますように】の職場の人間関係も、この本の「ほんとうのことを話そう、嘘をつかないようにしよう」という葛藤もホンモノです。

📕ほんだけの場所
ほんだけは『こもれび書店』という共同書店の棚をひとつお借りしてます。水曜と木曜がお休みです。

〒602-8022
京都市上京区椹木町通烏丸西入ル養安町242-1 ROOST御所西2階 
地下鉄丸太町駅徒歩3分

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はじめての仕事