489.出版をやめた、出版社の社長さんのお話
coucouさんのお仕事論⑫1.出版社をやめた出版社の社長の話
ある出版社を経営している社長がいた。創業40年の老舗だ。
同業者同士との集まりでの会話は互いに、いつも辞めたいという話ばかりだったという。
出版の仕事は本が売れれば儲かるけれど、売れなければ在庫の山を抱えることになる。また、本を発行し続けなければ生きていけないという宿命もある。
出版社の大切な仕事は、日々、編集スタッフたちと売れる本を模索して発行しているのだけれど、実際にはなかなか売れず返品の山と化している