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今年お送りした逸品ぎょうざ頒布会

今年も師走になりました。毎年餃界恒例の餃子アドベントカレンダーを今年も開催いたします。これから毎日、餃子愛好家による餃子愛好家に向けた投稿が続きますので、餃子アドベントカレンダー2023からぜひチェックしてみてくださいね。

トップバッターは私。一般社団法人焼き餃子協会 代表理事として、今年「逸品ぎょうざ頒布会」にセレクトした餃子をご紹介します。


なお、逸品ぎょうざ頒布会とは、焼き餃子協会の会員限定のサービスで、毎月セレクトした餃子を工場から直送しています。旬な餃子、ここだけの試食品なんかもお送りしています。もしご関心があれば、まずは焼き餃子協会の個人賛助会員にお申し込みくださいね。

1月 餃子の大英

この回でお送りしたのが

  • 讃岐うどんで包んだ餃子

  • 親鳥ほんのりバジルチーズ

  • 白味噌ロメインレタス餃子

の3種類。餃子の皮は名前のとおり讃岐うどんの生地で作られています。薄皮でプチッとした歯応えが特徴的。骨付鶏が人気料理の香川県らしく歯応えのある親鳥を使ったり、地元のシャキシャキなロメインレタスを使ったり、タレは鯵節や鰹節などうどん由来のタレなのも面白いです。

讃岐うどんで包んだ餃子

大英さんは昭和41年創業のクリーニング店ですが、大好評だったお母さんの餃子を地元の製麺所のうどん生地で包もうという発想で、餃子の製造販売を始めたそうです。そのうちに製麺所が閉店することになり、思い切ってその製麺所に弟子入りして、歴史ある讃岐うどんの機械と味を譲り受けて作られているのが、大英さんの餃子です。

クリーニングで得意なのが「革」だそうです

2月 餃子屋はまだ

2021年2月に開業してすぐに数年待ちとなった人気餃子店。2年前に受注した分は2023年12月で発送完了できるとのこと。若き餃子職人である濱田さんを応援したいとご連絡したところ、餃子をOEMで手作り製造してもらうラインができたということで、その商品が販売開始されるタイミングで頒布会にご提供いただきました。

濱田さんの餃子らしい皮のプリっぷり感がそのままで、新鮮な皮と餡のおいしさが口の中で弾けます。
最近は生姜餃子以外にもいろいろ商品ができているそうなので、食べ応えのある餃子がお好きな方はぜひ。

3月 ダンジー餃子

モノマネ芸人のダンジーさんが作る「シンデレラ餃子」がジャパンフードセレクション金賞受賞というニュースを受けて、大至急で頒布会用に発注いたしました。

モノマネ芸人とはいえ、餃子はモノマネではなく、大山鶏の5つの部位を2日間炊いてコラーゲンだしを抽出するなど、独自の製法で多くの手間がかかった濃厚な餃子です。

「シンデレラ餃子」という名前の由来としては、笑顔で綺麗になる餃子だから、とのこと。元々新宿にお店もあるのですが、そちらは基本的に店長にお任せして、最近は餃子作りに専念しているとのこと。特にOEMでも多く作っているそうです。

4月 うらわ餃子

浦和に住むお母さんたちが集まって、餃子を手作りするお店。

餃子を作り始めたきっかけは「お母さんの餃子が本当においしいから、餃子屋さんになって!」というお子さんからの声ということで、お子様に野菜いっぱい食べてほしいという思いがこもった餃子となっています。

一度ご挨拶に伺った時には、とにかくみんな闊達でワイワイしながら楽しく餃子を作っておられました。その勢いに巻き込まれて、私も餃子を焼かせていただきました。いい焼き色が出る皮の餃子です。

頒布会では、発売前の新商品「しそ餃子」をお送りいただきました。その後も「生バジル&チーズ餃子」などアグレッシブに新商品を出しておられるので、ぜひチェックしてみてください。

5月 青島食肉食鳥 金豚シリーズ

宮崎市で新たに生まれて話題となっている餃子があると宮崎支部長の恒吉浩之さんから聞いて、実際取り寄せて食べてみたら肉がプリプリで美味しかったので頒布会にセレクトしました。

横濱駅西口を中心に横濱中華街等で香港飲茶・広東料理の名店を手がけた頼進文(らいしんぶん)さんがアオショクと出合い、頼さんによる
レシピ・監修とアオショクによる九州の食材+肉の目利き・職人の技で
生まれたのが「金豚餃子」です。

頼進文(らいしんぶん)さん

地元で昔から親しまれているアオショクは、青島の有名ホテルや人気飲食店でも採用されており、世界中から集まった舌の肥えた観光客をも唸らせるお肉屋さんなのだそうです。

恒吉さんがご紹介する餃子の焼き方も、ぜひご参考ください。

6月 餃子の新味覚

四日市市のソウルフードとも呼ばれる新味覚さん。餃子愛好家にはよく知られている餃子ですが、特徴はやっぱり

「餃子と牛乳」!

特製刻みニンニクをたっぷりつけてガツンときたところに冷たい牛乳を飲み込むと、お口の中にまろやかな旨みが広がるのです。
ちなみに私個人的にも、新味覚さんに行ってからはどんな餃子も牛乳を合わせてます。餃子と牛乳、最高です。でも、新味覚さんのガツンとくる刻みニンニクとあの餃子との組み合わせが最高なんだよなーと思いながら、牛乳飲んでます。

強い子!良い子!餃子っ子!

ぜひ四日市に行かれた時には新味覚さんにお立ち寄りください。

7月 和の中

今年の夏は、べらぼうに暑かったですよね。そこで、宇都宮で人気の和の中さんの「医食同源」本場中国式薬膳餃子をお送りしました。

和の中さん、もちろん宇都宮餃子会の加盟店です。

和の中さんの餃子は、薬膳スパイスに特徴があります。季節に応じて種類や配合を変えて13種類の香辛料を餡に練り込んでいるそうで、優しいスパイスの香りで身体も心も癒されます。

皮も手作り。自然発酵させた小麦粉を麵棒で
手延べしプルンとした食感と小麦の香りが絶品。焼き餃子にも水餃子にも相性の良い餃子です。

そして今回は「とろける茄子の春巻き」も同梱いただきました。これも絶品なんですよねー。春巻きから溢れるとろとろのナスが美味しい。

お店は宇都宮の中でも、大谷石資料館に近いところにありますので、観光ついでにお立ち寄りいただくのがおすすめです。が、人気店なのでめっちゃ並んでます。

8月 ぎょうざの樹樹

私、宮崎県高鍋町の「ふるさと応援大使」に委嘱いただきました。

「たかなべギョーザ」と「餃子の馬渡」の二大巨頭で知られる、宮崎県の高鍋町。この二大巨頭に匹敵する人気となってきている「ぎょうざの樹樹」の餃子は、新進気鋭なだけに新しい味にも貪欲にチャレンジしています。
宮崎県産豚肉とキャベツの甘さと、しょうがの香り、ふわっと厚みのある皮が食べ応えがありつつも食べ飽きない餃子です。

【レギュラー】 ストレートな「餃子」。これをベースにさまざまな餃子が作られています
【えび餃子】 えびの切り身とすり身が、餃子にもりもり入っています
【梅しそ餃子】 自家製梅干しの果肉としそが練り込まれています
【トマトバジル餃子】 宮崎県産バジルとミニトマトが、絶妙なアクセント

偉大な二大巨頭の中で揉まれて成長している餃子店なだけに、新進気鋭といえどかなり完成度の高い餃子です。変わり種系素材にも負けないぐらい、ベースのキャベツやお肉の味がしっかりしています。

当時、高鍋町でお昼から餃子が食べられるのは樹樹さんぐらいだったのですが、樹樹さんが昼から繁盛しているのを受けて他のお店もランチ始めたようです。宮崎県に行かれたら、ぜひ高鍋町にお立ち寄りくださいね!

と、高鍋町ふるさと応援大使の私からのご案内でした。

9月 餃子のまごころ本舗

今年は夏だか秋だか分からない季節でしたが、全国で水害が目立つようになってきました。福岡県久留米市のまごころ本舗さんも、水害で水没が続いたので、「七転び八起き」と書かれた自販機を高いところに設置したというニュースを見て、頒布会でも応援しようとご紹介させていただきました。

10年くらい前にもまごころ本舗さんの餃子をお取り寄せしたことがあって、その時にも衝撃を受けたのが「にんにく鶏なんこつ餃子」と「梅干し餃子」の食感・風味。鳥軟骨のコリコリ感は餃子の食感にもよく合うし、梅干しの酸味も豚肉の甘味によく合います。
やげん軟骨が希少という状況の中、無理言って頒布会用に取り揃えてもらいました。ありがとうございました。

ホームページがちょっとカオスで注文しずらい雰囲気があるのですが、よく見ると魅力的な商品が見つかるので、宝探ししてみてください。

10月 餃kou

所沢にある、元農家の野々川さんが仕入れた野菜を自ら包んだ大きめの餃子が美味しい餃子屋さんです。

と頒布会でご紹介しようと思ってみてたら、ホームページをよく見ると私がInstagramに投稿した写真が。

なるほど、ならば頒布会で提供してもらおうとご相談。未発売の「はたけの里芋餃子」も試食品として同梱してもらいました。

食感や甘さ、皮の厚さまで地元の製麺所とこだわりまくって作られたプレミアム餃子と、ねっとりとした里芋餃子、どちらも美味しくいただきました。

ちなみに前述の「うらわ餃子」さんのバジル&チーズ餃子と里芋餃子を組み合わせた時のまろやかなコクが複雑に絡み合う感じがたまらん感じでした。勝手にコラボを楽しめるのも、お取り寄せ餃子の楽しみ方ですよね。 

11月 餃子屋ヒロ

11月限定の「弥一芋餃子」が美味しそう!と思って注文しようとしたら、もうタイムオーバーで注文できず、であれば次の旬の季節に頒布会用にお願いしますと予約した次第。

1年越しの弥一芋餃子、とろっとろで美味しかった!
そして定番のしそ餃子も、薄皮から溢れるしその風味がたまらん。

神奈川県足柄上郡開成町の役場の前に、公務員を脱サラして餃子屋さんを始めたヒロさんです。

今年の9月に西武池袋本店で開催した催事に、餃子屋ヒロさんも出店いただいたのですが、この催事でもヒロさんの餃子は人気でした。これからの活躍を期待しているお店です。

12月 はちやの餃子

宮城県塩竈市の蜂屋さんは、創業から100年、餃子を作り始めてからも60年以上という老舗企業。四代目の蜂屋さんは野菜ソムリエの資格も取って野菜にこだわった餃子作りに励んでおられます。

右側が4代目の蜂屋和彦さん

蜂屋さんの餃子は、冬が美味しいものが多いように思っていて、頒布会も冬になったらお願いしようと考えていました。

特に蜂屋さんのブログを読んでいると、白菜へのこだわりが半端ない。

今月は、冬季限定餃子を詰め合わせて頒布会でお届けします。冬を乗り切ろうとする野菜の力強さを感じる餃子になっているのではと思います。


このように、頒布会では私個人が食べて美味しかったものの中から、季節を感じるものとか、これから人気が出そうなものをセレクトしてお届けしております。毎月30-40粒ぐらいの餃子が届いても消化できる方にしかお勧めできません。解約理由のほとんどが「餃子が冷凍庫に溜まってしまった」ということでして、本当に餃子が好きな人にしか提供できないサービスだな、と思って頒布会は大っぴらに宣伝しておりません。

その代わり、頒布会では原価ギリギリで提供しています。頒布会の月会費は3960円で、餃子代2600円、送料1200円、決済手数料160円と、原価そのまま月会費となっています。この頒布会でお届けする餃子をご紹介するペライチを毎月数時間かけて制作しているので、人件費分赤字です笑

美味しい餃子を食べたい方と、美味しい餃子を作っている方をお繋ぎするために、私も全力で頒布会を運営しております。ぜひ焼き餃子協会の会員になっていただいて、頒布会に参加していただいて、感想を教えていただければ嬉しいです。

以上、餃子アドベントカレンダー2023第1回目の投稿でした!

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