フロント

一文字も残さぬシーツあなたには帰るところがあり人がいる

フロントの女性の指が私よりあなたのことをわかって動く

帰るほかないワンルーム あそこにはあなたの爪も番号もない

この恋はこの恋のまま 結末はいつか活字で読んで知ってる

#短歌

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