『のねずみチュウチュウおくさんのおはなし』 ベアトリクス・ポター 石井桃子訳 福音館書店
ポターの有名な絵本『ピーターラビット』シリーズの1冊です。
これを買ったのは、息子が2歳のかわいい盛りのころだったと思います。
息子小学校1年生のときに今の家に引っ越してきたのですが(マンションです)、隣の家にきわめて神経質なおばさまが住んでおりまして、私と息子は「となりの のねずみチュウチュウおくさん」と呼ばわっておりましたよ。悪いね、私ら親子。
さて、きれい好きなのねずみチュウチュウおくさんは、年がら年中、家のそうじに余念がありません。
しかし、そんな彼女をわずらわせる生き物たちがひっきりなしにやってきます。
中でもカエルのジャクソンさんがきわめつけ。
濡れた足でチュウチュウおくさんがきれいにした家の中を歩き回り、お茶まで所望するのですから!
・・・ピーターラビットシリーズの面白さは、「いるいる!こういう人!」と思わずクスリと笑ってしまうようなキャラクターが、擬人化されて描かれているところにあります。
しかも、けっこう毒がある((´∀`))
なんたってピーターラビットのおとうさんは、マグレガーさん(人間)に畑でつかまり「うさぎのパイ」にされてしまってますからね。しかも表紙にパイの絵(;'∀')
『こねこのトムのおはなし』に出てくるトムのおかあさんは、すごい見栄っ張り(名前は「タビタおくさん」)
私はこのお話を読むたびに、見栄っ張りだった生前の母を思い出してしまいますよ💦
・・・私の息子はだらしなくて(;'∀')、お風呂から足をきちんとふいて上がってきた試しがありません。
中学生くらいのころは、よく「ああ、またジャクソンさんになっちゃった」と言いながら、濡れた足でぺたぺたと歩き、私をチュウチュウおくさんにさせたものです。
懐かしいなあーーー♪♪
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