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ギターボーカルの音作り、パフォーマンスについて

こんにちは。ちゃきです。

卒論が終わり、爆速でnoteを書いてます。

noteだと文が浮かぶ浮かぶ。気持ちええ。

クリコンお疲れ様でした。僕としては後輩に引き継ぐバンドをやり切れたし、4人ボーカルで歌うことができたり、楽しめました〜
バラエティに富んだバンドが多くて楽しかったね。

よく聞かれるので、僕が音作りの時に考えていることを今回のnoteでは書こうと思います。
ギターボーカルの人、バッキングギターを担当している人には是非参考までに。

音作りをする上で重要なこと


まず初めに音作りをする上で重要なことをあげたいと思います。


①必ずアンプの正面に座って音作りをする

みなさんライブの時ってアンプから出た音をマイクで拾って、フロアに届けてますね?
ということはマイクが向いている位置で音作りをしないと意味が無いわけです。

自分が立っている位置で、アンプが下にある状態で音作りをしても、マイクの位置で音作りをしていない訳ですから、自分が出したい音をフロアには届けられないということになります。

これ僕が昔やってて、、、
ライブで聞いたら音がキンキンしすぎてて聴けたもんじゃないって状態でした笑

初心者やりがちなので必ずアンプのマイキングの位置で音作りしようね。

②イコライジングは大胆に動かして音の違いを知る

初心者の方には特にこれはやって欲しいです。

ライブでよく使うマーシャルやJCについてる、トレブル、ミドル、ベースのあのツマミ。
みなさん、少しずつ動かしてないですか…?

僕は初心者のうちは一気に動かしていいと思います。
だって、それくらい動かさないとどこが変わったのかあんま分からなくない?

例えばトレブルが最初0だったらそれを1にするのではなく、一気に5まで上げてみてください。
ミドルもベースも同じようにやってみて下さい。

それくらいまでやって、やっと音の違いが分かってきます。
特に初心者のうちは。

だから音作りする際には思い切って動かしてみましょう。
とんでもない音になったらそこから削っていけばいい訳ですから。

足す音作りではなく、引く音作りをしてみましょう。

③色んな音楽を聴いてみる(コピーするアーティストは特に)

「①と②は何となくわかったけど、結局どんな音にしたらいいか分からない〜」

最初は特にそうなると思います。その場合は色んな音楽を聴いて、バンドでギターがどんな音を出しているのか、聞いてみて欲しいです。
コピーするアーティストは特にね。

ものすごくズンズンしているのか、ジャキジャキしているのか、モコモコしているのか
すごく軽い感じがするのか、めっちゃ歪んでるのか、ちょっと歪んでるのか、全く歪んでないクリーンな音なのかなどなど…
(感覚的にでいいと思います)

色んなバンド聞いてみると、バンド毎に(なんなら曲ごとに)音が違っていて面白いですよ。

そして自分が「この音を出してみたい!」と感じた音があったらそれに限りなく近づけてみるのです。

④機材を理解する!研究する!

もちろんそんなすぐには理想の音は作れないと思います。エフェクターや機材の理解、自分のギターの特性など色々絡んできますからね。

そのアーティストがどんな楽器を使っているのか、ピックアップはどの位置か、エフェクターはどんな音のするものを使っているのか、、、

是非沢山研究してくださいね。

僕は川谷絵音をめっちゃ研究しました。
今ではライブでギターを変更した時にどの曲が次に演奏されるのか、だいたい分かります笑

あとはエフェクターもどんな特徴のものを使っているのか、大体把握しています笑
(雑誌の特集で見たよ。ギタマガとかはKindleUnlimitedで過去のも見られるから入ってみてもよいかも。)

ここまでしろとは言いませんが、色々調べてみて、理想の音に近づけることができるように頑張ってください。

⑤バンド全体での音作りに挑戦する

自分の理想の音や、出したい音が作れたら、是非バンド全体での音作りを意識してみてください。

自分が作った音がバンド全体で聞くと、思った以上に聞こえてこなかったり、リードギターのフレーズが埋もれてしまったり、自分の声が埋もれてしまったりしているかもしれません。

そんな時は音量バランスを変えてみたり、イコライジングを少し変えてみたり、エフェクターで目立つところだけ音を大きくしてみたり、ギターのピックアップを変えてみたり…

いろいろ試行錯誤してみてください。

ここが一番難しいポイントだと思いますが、意識するだけでもバンドサウンドは変わっていくと思うので頑張りましょう。
(俺もここはかなり試行錯誤します)

ギターボーカルの音作りで意識していること

ここでは僕がどんなことを意識してバッキングギターの音作りをしているのか紹介します。

①歪ませすぎない

初心者でありがちなのが、歪めば歪むほどよいみたいな価値観。

バッキングギターならやめた方が良いと思います(メタルとかをやるなら別ですが)

バッキングギターはコードを演奏することが多いので、歪ませすぎるとコード感が無くなってしまいます。
何演奏してるんだ、、、?って思われちゃう。
嫌だよね。

エフェクターを使うのはもちろんですが、歪ませすぎないように注意しましょう。
僕も気をつけてます。

②リズム感が伝わるような音を作る

これは一概に全部のバンドに言えることでは無いんですけど、僕が意識している点なので書きます。

僕はバッキングギターは、リズム感を伝えることが大切だと考えてます。
演奏にメリハリがつくし、のペーっとした平たい印象になったら悲しいじゃないですか。

そのため、僕はベースをあまり出さず、ミドル・トレブルを多めに出しています。
その方が音がこもらず、ジャキッとするのでリズム感が伝わります。
そこからキンキンしすぎないようにトレブルを調整しています。

僕の持っているギターの特性とかもあるので必ずこうした方が良いとは言えませんが、バッキングをする時はリズム感がバンド内でしっかりと出ているかどうか、確認してみると良いと思います。

③ピッキングはかなり大事

ギターボーカルやる人にとって、コードを見ないで弾けるようにするために、左手をすごく練習し、右手(ピッキング)の練習をあまりしない。

もちろん、コードを弾くために左手を練習するのは大事です。
しかし個人的には右手もかなり重要だと思います。

バッキングのリズムや、ピッキング強弱は演奏する曲を引き立たせるためにはかなり重要ですしね。
あとは手首を柔らかく、力を抜いてピッキングする(よく言われるのは手洗い後の水を切る動作)ことや、
ピッキングの際に空振りを用いること(これは文では説明しにくいので聞きたければ直接僕まで聞いてください)などなど、、、

ギターボーカルは特に重要だなと思うので、是非ピッキング、練習しましょう。

パフォーマンスで意識していること

一応ステージアクション2位を獲得できたので、僕がステージ上で意識していること、ステージに立つまでの練習方法を書いておきますね。

①見ないで弾けるまで練習する

これが1番大事かも。
とにかくギターボーカルの曲をやる時は、基本的に見ないで弾けるまで練習しています。

ギターのコード弾きは、ユーフレットなどでコードを見て好きな曲を大量に弾いてました。
その結果、今では左手がコードの形を覚えているので何も見なくてもある程度のコードは弾けるようになりました。

ここは練習と経験値で成り立つと思います。
日々ギターに触り、感覚を掴みましょう。

②全身鏡を見ながら練習する

これも大事です。
僕は曲を流しながら練習する時には必ず全身鏡を見ながら練習しています。

そして、全身鏡を見ながら、どう自分が動けば見ている人が楽しんだり、すごいと思うか、
それを意識してパフォーマンスしながら練習しています。

鏡がない人は自分のスマホで撮影するのもいいですね。
とにかく自分を客観視することが大事です。

パフォーマンス力を磨きたいのであれば、是非活用して欲しいですね。

③口の位置は動かさない

これは演奏中の話です。結構ギターボーカルやっている人で口の位置動かしている人多くてもったいないなって思います。

口の位置が動いてしまうと、せっかくの歌声がお客さんに届かなくなってしまいます。

僕は、ギタボで歌う際にはマイクの上の方に鼻を置く形で固定しています。
口をつけるのはあまり衛生的にも良くないかなと思って鼻を付けています。
そうすると口の位置はあまり動かないので声をしっかり届けることができます。

ただどうしてもギターの指板を見ないと弾けないものとかありますよね。
その際には背伸びをして、口の位置は動かさずに下を見るようにして指板を見ましょう。
(文で表現するのムズいので詳細聞きたければ僕まで)

そうすれば歌が途切れることなく、安定して声を届けることができます。

せっかくボーカルをやっているのですから、声をしっかり届けましょうね。

④自分が思っている以上に動く

演奏している時はたくさん動いたと思っていても、いざライブ映像見ると、意外に動いてないな自分って思うこと多くないですか?

演奏している時は思っている以上に大袈裟に動きましょう。自分のライブ映像を見て、どこまで動いたらいいか、研究してみてください。

ギターボーカルが動ける良いタイミングは歌を歌っていないときです。

その時に周りのバンドメンバーを見たり、お客さんを煽ったり、大袈裟に、アグレッシブに動いちゃいましょう。お客さんの心を動かせます

歌っている時は口の位置は動かさず、ギターを少し動かしたり、表情を変えたり、身振り手振りを用いてあげるのが良いですね。

⑤徹底的にパクる

「結局演奏中どう動いたらいいか、どうお客さん煽ったらいいか分からない!」

当たり前です。だって僕らはプロでもないし、なんならまだギターを持って1年も経ってなかったりしますからね。

そんな時は是非パクりましょう。

自分の好きなアーティスト、コピーしているアーティスト、またはサークルで参考にしている人。

その人のパフォーマンスをパクってみてください。

僕はYouTubeで、indigo la Endの川谷絵音さんやKANA-BOONの谷口鮪さん、BLUE ENCOUNTの田邊駿一さんのライブ映像を大量に見て、このパフォーマンスいいなって思うところを盗み、自分のパフォーマンスにあててます。

最初はパクリかもしれないけど、そこからどんどんライブをしていくと自分のパフォーマンスとして確立していくし、少しばかり自分のオリジナリティーを足せたりするわけです。

まずはプロや上手い人のパフォーマンスを是非パクっていきましょう。


最後に


ギターボーカルはバンドの中でも花形です。

1番目立つし、ギターボーカルが上手い下手でバンドの善し悪しが決まってしまうほど重要なポジションです。

是非たくさん練習して、研究して、ライブをしてください。

ライブ中は不安になることが多いと思うけど、是非楽しむ気持ちは大切にね。
自分が楽しければお客さんも楽しいから。

僕もあともう少しで卒業してしまうので、何か困ったことや聞きたいことがあったらたくさん聞いてください。

バンド、全力で楽しもう。

ちゃき

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