見出し画像

エージェント Y

新幹線

なるべく安くで収めるべく、仕事での移動でない限りは自由席を購入する。
先月も大阪に向かうために利用した。

東京から大阪までの道中にルーティンのラジオ聴取をしつつ他機能を併用すると、私のスマホは目的地到着から帰宅までを過ごすには不十分な充電残量となる。

もちろん車内は充電可能な窓側A,D列から先に埋まっていくのだが、到着までに座れさえすれば問題ない。

自分が腰を下ろした席とは別の横列A,D客が身支度を始めた場合、その同横列B,Cに先約がいなければ、他列にいるハンターからターゲットへの視線が集まる。
皆気付かれぬようチラチラと視線を送り、自身も次の駅で下車するわけではないが、いそいそとそれとなく身支度をしだす。

停車してからは静かなる椅子取りゲームとなるが、
そんなやり取りに参加するのはスマートじゃない。
ではどうするのか?

京都までの区間で降りそうな乗客の隣に座ればよいのだ。

若干賭けではあるが、いくつかのポイントを押さえれば確率は飛躍的に上がる。今回はいくつかのそれを紹介していこう。

まず最初に「駅弁を買っていない人」

出発時刻にもよるが、旅先で昼食を取るため車内で食事をしていない可能性がある。
ちょうど昼頃大阪着の場合は目的地までずっと一緒の場合がある為、注意は必要だ。
逆に買っていてすぐ開けずにいる人は時間に余裕を持っているため長時間乗車の可能性が高く、その横は避けるのが無難。

同じ類で言うと荷物をあまり広げていない、
この季節であれば上着を脱がず、くつろいでいない人は乗車時間が短く、早く撤収できるようにしている可能性が高い。
この状態で出入口付近に座っていたらより確率は上がり、早々な下車が期待できる。

そして次に「アーティストやアニメグッズを身に着けている人」

土日祝日のチャンスが多くなるが、通過する新横浜(在来線利用が多く期待は薄い)、名古屋、京都で
乗車日にライブやイベントが開催されるアーティスト、アニメを軽く把握していると、十中八九そこで下車するからだ。

とはいえ全て把握するにもキリがない為、大きめな会場と有名どころで絞って軽く目を通す程度。
これで今まで3回は成功している。

近しいポイントを挙げると、
旅行誌を広げている人。
表紙の地名、ほぼ確である。

そして乗車時のポイントは原始的だが
東京、品川共通して早めに先頭に並ぶこと。
品川乗車であればホーム端まで歩かなければならない為、自由席先頭車両はそもそも空席が目立っている確率が高い。

A,Dの空席を探しつつ、同時に空きがなかった場合に腰を下ろす席を選別するわけだが、乗車して進みだす前に車内全体を見渡し、大まかな把握をしておくことも重要なのだ。

そんなこんなで今回は見事、名古屋にて窓際確保。
しっかり三四郎ANN0を聴いたが、スマホ・イヤホン共にフル充電で新大阪に降り立つことに成功した。

もはやスパイの所業だが、
こうした攻防戦も一人旅における楽しみのひとつである。

旅の話はまた別の機会にするとして
目的の合間、偶然に偶然が重なり分刻みの素晴らしいスケジューリング

梅田にて最近ハマりネトフリ一気見した
「SPY×FAMILY」観劇
とてもよかった

写真は大阪に来たらマストでいただく
551蓬莱の豚まんです

では。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?