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昔ばなし

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2021年11月の記事一覧

三匹のこぶた

三匹のこぶた

怠け者の一番上、お母さんの手伝いをしない二番目、働き者の一番下の三匹のこぶたが、お母さんに家を建てて一人立ちするよう言われる。
一番上は麦わら、二番目は木で早く家を建て、レンガで丈夫な家を建てるのに時間がかかっている一番下を馬鹿にする。
レンガの家が完成するとオオカミが来て、子ぶたを食べようと麦わらの家を吹き飛ばし、木の家に火をつけ、二匹のこぶたはレンガの家に避難する。
こぶたたちは煙突から入ろう

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かちかち山

かちかち山

山の動物たちと仲良しのおじいさんとおばあさんは家にウサギが毎日のように遊びに来て可愛がっていたが、嫌われ者のタヌキはひどいイタズラをするので困り果てる。
とうとう腹に据えかねたおじいさんがタヌキを捕まえ縛っていたが、留守の隙におばあさんはタヌキに騙され縄をほどいてしまい殺される。
畑から帰ったおじいさんは死んだおばあさんを泣きながら埋葬し、それを見たウサギが復讐を企てる。
タヌキはウサギに騙され、

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家なき子

家なき子

母と二人暮らしのレミは出稼ぎから帰った父に、自身が捨て子と知らされ孤児院に無理やり帰されそうになると、旅芸人のビタリス老人に引き取られ犬や猿と旅に出る。
ビタリスは教養がありレミに読み書きや竪琴の弾き方を教えていたが、トゥールーズで牢に入れられ、途方にくれたレミは大金持ちのミリガン夫人に出会い、息子のアーサーと共にヨットで2か月暮らす。
再び旅に出ることになったレミは釈放されたビタリスと合流するも

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春伊とヒキガエル

春伊とヒキガエル

お父さんと二人暮らしの働き者の春伊という女の子が痩せ細ったヒキガエルにスープをあげていると、お父さんが畑で倒れる。
春伊は必死に働くが、生活するのにやっとなので、怪物の生け贄になる約束でお金をもらいお父さんを医者に診てもらう。
春伊は山奥の寺にたどり着き薄暗い部屋にそっと座ると大蛇があらわれ、あとをつけていたヒキガエルが立ち向かうが大蛇に飲み込まれる。
ヒキガエルは大蛇の喉の中でお腹を膨らませ大蛇

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かしき長者

かしき長者

海辺の小さな村に佐助という少し頭のぼんやりした若者が母親と二人でくらしており、みんながなる漁師になれずにいる。
佐助は親方に頼みこみ、船のみんなの飯炊きをするかしきになり、他の漁師たちより忙しいが嫌な顔をせず働く。
毎日仕事が終わると桶に集めた食べ残しを魚のために海へまいていると、何年か経ち一匹の魚も網にかからない日の夜に海が一面の金色に輝く砂浜に変わる。
佐助は砂浜に下りて桶に砂をいれると、次の

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雪の女王

雪の女王

カイという少年は悪魔が作ったどんなものも反対に映してしまう鏡のかけらが目に入り、かわいいゲルダやバラの花が醜く見えるようになり、町一番の嫌われ者になる。
クリスマスの晩にゲルダはカイを信じて待っていたが、空をトナカイに引かれた雪の女王のそりに乗せられ連れ去られるのが見え、春になっても姿を表さないので探しに出かける。
ゲルダは人違いや山賊に捕まったりした後に雪の女王の城にたどり着き、氷に閉ざされたカ

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たのきゅう

たのきゅう

役者をしているたのきゅうが旅先で母の病の知らせを受け、村に帰る途中で日が暮れるが山奥へ進み、大男に出会う。
大男はたのきゅうが名乗るとタヌキと勘違いし、大蛇の正体を表し、タバコが嫌いだと打ち明ける。
無事に峠を越えたたのきゅうはふもとの村でうわばみの秘密を話すと、村の衆は大勢で山でタバコをふかし、うわばみはのたうち回る。
うわばみはタヌキの仕業と仕返しに嫌いと聞いていた大判小判を投げ込むが、たのき

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マンゴーの実と猿の王様

マンゴーの実と猿の王様

大きなマンゴーの木になる実を食べている猿たちの中で、悪い猿が王様の猿に怒られ、マンゴーの実を1つ川に投げつける。
欲張りな人間の王様が川の下流で実を拾い、食べてみると気に入り、兵隊を連れて上流に探しに行く。
山奥でマンゴーの木をみつけた王様はかごいっぱいに実を詰めると、夜に実を食べに来た猿たちと取り合いになる。
猿の王様は兵隊に木のてっぺんに追いやられた猿たちを体を張って逃がすが、矢で打たれ死んで

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小太郎と母竜

小太郎と母竜

山を開墾している人びとを指図している頭は家に美しい女が訪ねて来るので、正体を突き止めると竜だとわかると亡くなり、人びとは川に水神を奉ると赤ん坊が流れて来る。
おばあさんに助け上げられた赤ん坊は、小太郎と名付けられすくすく育つが、おばあさんも亡くなり母親探しの旅に出ると湖にたどり着く。
小太郎は湖で母親を呼び、ひとりの男に湖を田んぼにしたいと言われたことを伝えると、母親は竜に姿を変え小太郎を背中に乗

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エミリーの赤い手袋

エミリーの赤い手袋

小高い丘の上に魔法使いのおじいさんが住んでいると言われる白い家がある村に、エミリーという女の子がお母さんと二人で暮らしている。
エミリーはお母さんに赤い手袋をもらい、うれしくてみんなに見せて回っていると、いつの間にか片方を失くし、探し回るが見つからず途方にくれる。
エミリーは噂を思い出しおじいさんを訪ねると、おじいさんの家にあったことを人に言わない約束をして、失くした赤い手袋を返してもらう。
家に

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