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昔ばなし

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2022年2月の記事一覧

八郎潟の八郎

八郎潟の八郎

秋田県の昔ばなし

心の優しい若者の八郎は3人で山仕事にでかけ、飯の支度番なのでイワナを3匹釣り火にあぶり、2人を待つが戻らないので、全部食べてしまう。
八郎は異常に喉が乾き、谷川の水を直に飲んでいると龍に姿を変わり、逃げるようにやってきた十和田湖に住みつくが坊さんに追い出される。
行く所々で追い出され、心がすさんだ八郎は嵐や大水をおこし国じゅうを荒らすが、故郷の両親を思い出し湖を作り始める。

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おしゃれなクジャク

おしゃれなクジャク

おしゃれなクジャクのピピは駄々をこねてお父さんから美しい着物を着せてもらい、得意顔で歩く。
ピピはコウノトリのおじいさんに話を聞きに行く約束を止めて、着物比べをする大きな鳥を探していると鶴に出会う。
鶴に相手にされなかったピピは着物の感想を聞くと、着物は褒められるが、中身は立派と思えないと言われる。
鶴に親切にされた上に、着物の自慢より心を美しく養うことを諭され、大事な物に気付く。

イソップ童話

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花咲かじいさん

花咲かじいさん

正直なおじいさんとおばあさんが1匹の白い子犬を拾い、ポチと名付けて育てると、ある日ポチに裏山に案内され、言われる通り掘ると大判小判がザクザク出てくる。
話を聞いた隣の意地悪なおじいさんとおばあさんが無理矢理ポチを連れて行き、同じように裏山で鼻先を掘るとお化けが出たので、怒った意地悪じいさんはポチを殺す。
悲しんだ正直じいさんとばあさんはお墓に木を植えると大木に育ち、ウスを作るがこれも意地悪じいさん

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白鳥の湖

白鳥の湖

森に囲まれた北の国の王子が22歳のお祝いに開かれる舞踏会でお妃を選ばなければならず、憂鬱になっていると、湖のほとりで魔王に白鳥の姿に変えられた王女オデットに出会う。
王子はオデットを気に入り舞踏会に来るよう頼むが、それを知った魔王が自分の娘を王女に化けさせ舞踏会に送り込む。
王子はお妃に魔王の娘を選んでしまい、正体をあらわした魔王と戦うが、力つきて倒れる。
オデットは自分さえいなければ王子が助かる

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鶴の恩返し

鶴の恩返し

心の優しいおじいさんがしばかりの帰りに、猟師の罠で足を挟まれて苦しんでいる鶴を助けてやると、その晩かわいい娘が家に訪れる。
娘は行く宛もないので一緒に住むことになるが、家に食料がないので夜に美しい布を織り、おじいさんに町で売るように言い、毎晩布を織る。
おじいさんは町で高く布が売れて喜ぶが、日に日にやつれる娘を心配し、見ないように言われていたはなおり部屋を覗くと鶴が布を織っている。
鶴は恩返しのた

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