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昔ばなし

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2022年5月の記事一覧

アトゥム

アトゥム

エジプト神話における創造主
・ヘリオポリスの九柱神であり、妻を持たずに他の八柱神を生み出した。
・はじまりの水ヌンから抜け出し、大気の神シューと蒸気の女神テフネトを口から吐き出す。シューとテフヌトの子が大地の神ゲブと天空の女神ヌト。ゲブとヌトの子が冥界の神オシリス、再生の女神イシス、破壊の神セト、葬祭の女神ネフテュス。
・時代の変化とともに太陽神ラーと同一視されるようになる。
・男性女性両方の性別

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アヌビス

アヌビス

エジプト神話における死者の神
・冥界の神オシリスと葬祭の神ネフテュス(破壊神セトの妻)の不倫の子で捨てられるが、オシリスの妻イシスに拾われ育てられる。
・セトにばらばらにされたオシリスの体をミイラ にし、復活の手助けをする。
・ホルスの目と呼ばれ、死者の罪状を決め、復活を約束された者の遺体をミイラにする。
・黒い山犬の頭を持ち、死と毒を支配する神でもある。

トト

トト

エジプト神話における知識の神
・再生の神イシスの策略により、破壊の神セトが妊娠し、額からトトが生まれる。
・月の神でもあり、宇宙の法則を理解し、暦や文字を発明する。
・太陽神ラーの信頼を得て参謀役になったり、冥界の神オシリスの補佐官になる。
・トキまたはヒヒの頭を持ち、数多くの魔術書を書き残す。

クヌム

クヌム

エジプト神話におけるナイル川の神
・妻は出産と多産の女神ヘケト
・粘土をこねて他の神々を作った創造神
・牡羊の頭を持つ
→ピラミッド建造のクフ王の名前の由来でもある。

セト

セト

エジプト神話における破壊の神
・ヘリオポリスの九柱神
・大地の神ゲブと天空の女神ヌトの子であり、兄のオシリスを殺害する。
・神々の敵と言われるが、大蛇アポピスからラーを守る役目もあり、守護神としてピラミッドに刻まれる。
・長く尖った耳と鼻、長く伸びた尾を持ち、元の姿はカバやワニ、レイヨウ、オカビなどと考えられている。