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30代会社員が考える、40代以降のキャリアの進み方

お茶でシゴトをつくる人、茶人です( Twitter / Instagram )
大久保嘉人選手、阿部勇樹選手、田中達也選手、、大好きだったサッカー選手が今季軒並み引退しています。寂しさもありますが、一方で「道を変えた人」のその後の人生がとても気になってしまいます。

▼まずはかんたんな自己紹介です

私は フルタイム百貨店社員(給与所得) × お茶の普及活動(事業所得) × ◯◯ と、いくつかのなりわいを組み合わせた複線的生き方を志向しています。
職業や生き方はいくつか組み合わせることでしなやかになると信じ、小売・お茶はもちろん、複業・家業・キャリア・お金・健康など色々な切り口で情報や考えを発信しています。少しでも読んでくださる方の生きるヒントになればうれしいです。

今日は「30代会社員が考える、40代以降のキャリアのすすめ」というテーマで解説していきます。
NewsPicksでおなじみだった佐々木紀彦さんが、学問のすすめならぬ『起業のすすめ』を上梓されました。

これがとても面白かった!30代半ばを越えた私が読むと、そして40代はもちろんきっと50代の方が読んでもワクワクできる内容だと感じたので、今日はこちらに絡め40代以降のキャリアの進み方という文脈でお送りします。今日のnoteは、組織で悶々としている30代・40代会社員にはきっと響く内容です!それではいきましょう!

1.オモイとオカネのバランス

30代半ば以降のキャリアって選択肢が多いんですよね。というか、生き方の選択肢が多い。
このまま同じ会社でキャリアを重ねるのか、違う会社に転じるのか、複業を本業にするのか、個人事業にするのか。。こどもはまだ小さくてもっと時間を取りたいし、一方で親もそろそろ弱ってきてる。組織では部下ができ、一方で上司はまだまだいて。キャンプだサウナだ余暇の時間もほしいし、老後のために貯金とハッパもかけられてる。一方同僚の誰々は仮想通貨で一発当ててFIRE?何それおいしいの、みたいな。多かれ少なかれ、あてはまる方も多いと思います。
そのような30代以降の悩める会社員に佐々木さんが提案するのが「起業」なんですね。
佐々木さんは42歳で起業されました。→PIVOT
創業の想いをこう述べています。

「社内でリスクを取るより、社外に出て自分で経営もやってみる方が、新たなことや大胆な試みができるんじゃないか。それを自ら試してみたいという思いもあって、PIVOTを立ち上げた側面もあります。新しい生態系や時代をつくるためには、クリエーターやプロデューサー自身が、経営に深くコミットする必要があると思うのです。」

想いが溢れ起業に至ったとのこと。これまでも面白いことをたくさん仕掛けてきた佐々木さんがつくる新たな会社にはワクワクしてしまいますよね。
『いまの会社で仮にモチベ低く働き続けるくらいなら40代以降はオモイを重視してキャリアをつくるとよい』、というのがざっくり本書の主張でした。

一方で、会社員の私の状況はと言えば。
いま仕事が、たいへんだけどとてもおもしろいフェーズにきています。仕事内容や業務の範疇が拡がることには悪魔的な中毒感がありますよね。
しかし根っからの怖がりの私は今後この道がいつまでも続くとは思えないんですよね。というか、上司ガチャや部署ガチャといった運要素がとても強い。
ここからキャリアを重ねていくと道はさらに細くなっていくし、仮にそこからもれたらあとの会社員人生は消耗戦になってしまうでしょう。かといって、道から外れないよう身も心も会社に捧げるというのは私の性分に合わないし、コスパ的にも悪いと思っています。
会社員は、楽しく働けているならオモイとオカネは両立できますが、その道は外部要因によりいとも簡単に崩れてしまうことがある、というのが大きなリスクですね。

オモイ重視の起業か、リスクの上にあるオモイとオカネの会社員か。
悩みどころですね。

2.起業型キャリア

しかしやっぱりオモイを大切にしたい!40代からはやりがいに生きるんだ!といってもですね、いきなり起業はハードルが高すぎると思いますよね?私もそうでした。
しかし、著書の中で佐々木さんは「起業に対する5つの誤解」※コチラについてはぜひ本書をお手に取ってみてください で丁寧にそのバイアスを取り除きつつ、5つの起業型キャリアのタイプを示してくれます。

1 成長志向スタートアップ
2 プロフェッショナル独立
3 スモールミディアムビジネス
4 スタートアップ幹部
5 大企業イントレプレナー

詳しい説明は割愛しますが、おおよそ字面から意味を推察できますよね。要は、自分で起業しなくても、起業家の近くで働いたり、いまの会社の中で起業家的なポジションを獲得してオモイとオカネを両立させることもできるということです。
どんな業界も、同じ仕事を10年も続けていると手慣れた仕事の繰り返しや調整業務が多くなってくるでしょう。そういった倦怠期に入るときに、「起業型キャリア」はひとつの有力な解決策になるということなんですね。オモイを突きつめるのは、実は思ってるより難しくないよと。

3.これまでのキャリア戦略

これまで私は、最強キャリアは ホワイト企業社員+個人事業主 の組み合わせだと思っていました。会社員でオカネを得つつ、個人事業でオモイに生きるということですね。最近シン・サラリーマンを上梓された、倍率100倍のホワイト企業でぬくぬくサラリーマンYoutuberをされてるサラためさん、などはまさにその典型です。

しかし最近は、最強だと思っていたこのキャリアにも2つのリスクがあると思えてきています。
①ホワイト企業で役職者にならずに続けるリスク
時間の自由を利かせるため役職者になりたがらない若者が増えています。これは一見楽に見えますが、リスク大です。そもそもそんな腰掛け社員を雇い続ける余裕がなくなるということと、平社員でいつづけることに対する周囲からの目と自身の負い目です。
※ちなみにサラタメさんはこのリスクを避けるべく、まずはリーマン力を最も高めなければならないと仰っています
②個人事業のスキル陳腐化リスク
個人事業は誰もが取り組める分、レッドオーシャンです。動画編集やライター、カメラマンなどは本当に多いですし、一方物販をしようにも個人が生業にできるほど事業をスケールさせることは至難です。スキル×自分の強み=オリジナリティの創出 が出来ないと厳しくなっていくでしょう。

4.これからのキャリアのすすめ

30代半ば以降ともなれば、手慣れた仕事の繰り返しや調整業務が多くなってきます。倦怠期に入ったかもなぁと感じる時期に差しかかったときに取るべき今後のキャリア選択としては
1 経営層志向型(企業内でのスキル先鋭化とマネジメント力積上げ)
2 プロフェッショナル独立型(オリジナルなタグ付け大切)
3 スモールミディアムビジネス(起業または事業承継もあり)
4 やりがい追求スタートアップ転職(これまでのスキルを活かす)

の4つがあるのではないか、というのが今時点での私の考えです。
1のみ会社員、2~4は働き方のチェンジですね。いずれにしてもただ雇われているだけのぶらさがリーマンの居場所は今後会社からなくなっていくイメージで、山岡士郎(美味しんぼ)やハマちゃん(釣りバカ日誌)は昭和の夢物語になるのではないでしょうか。
※ちなみに山岡士郎は料理のことになると抜群の切れ味を発揮します

組み合わせるとしたら
2:プロフェッショナル独立型 + 3:スモールミディアムビジネス
または
2:プロフェッショナル独立型 + 4:やりがい追求スタートアップ転職
が相性がよい気がします。
2でオカネを稼ぎつつ、3か4でオモイもしっかり実現させていくイメージですね。もちろんリスクも大きいのですが、会社員と違うのは外的な時間拘束の少なさ、です。特に3に関連したトピックである中小企業の廃業数については国の課題でもあります。「国策に売りなし」と言われるくらいなので、今後も注目分野ですね。
いずれにしても40代以降はリスクの高い会社員比率を徐々に下げつつ、オモイを重視した取組みをはじめていく、一方でオカネからも逃げない、というのが良いのではないでしょうか。(そのためにも40代までにオカネの問題は解決しておくとよいかもしれないです)

▼まとめ

40歳が見えてきました。
ここからのキャリアの選び方はとっても難しいですし、そう感じる同年代の方もきっと多いと思います。今日の記事が少しでも自分でキャリアの手綱をにぎることが出来るヒントになればうれしいです。

このnoteでは、生き方を複線化するいろいろな手法を発信しています。
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