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料理(16)青春のそば飯

 24歳の後半で大阪から東京へ引っ越して、最初の1年は文京区の、今はもうないソニーのタレント寮「白山クラブ」で暮らしました。その後、池尻大橋のマンションで初めて一人暮らしを開始。自炊と外食が6:4って感じだっけな?
 蚊取り線香みたいなぐるぐる巻きタイプの電気コンロが一口あるだけの1ルームだったけど、料理も頑張りました。

 その頃に、色々工夫して作った「青春の節約ズボラ飯」の割と代表の様な料理がこれ「青春のそば飯」です。

 この料理を思いついたのは、初めて東京・下町のもんじゃ焼き屋さんに連れてってもらった時。もんじゃは初めてだった私に、連れてってくれた人が薦めてくれたのは、明太子もちもんじゃにベビースターラーメンをトッピングしたものでした。他にも食べましたが、このもんじゃは人気メニューとのことでした。

(話はそれますが、大阪人でもんじゃを「認めない」なんて言っている人がいまだに少しいますが、私は全くそんなことはなく、お好み焼きと比較するのもナンセンスだと思っています。あえて比べて、もんじゃがお好み焼きより優れている点があるとすれば、それは失敗のない料理である、という点かな?関西のお好み焼きも広島のお好み焼きももんじゃも大好きです。)

 ベビースターラーメンといえば、子供に人気の「お菓子」と認識していていて、私も子供の頃よく食べました。そんなお菓子を料理に入れるなんてと少し驚きましたが、大阪のお好み焼きにも焼きそばの麺を入れるモダン焼きがあるし、きっとそんな変なことではないのだろうと思いました。食べてみたら、麺についている味が調味料の役割をしていて美味しかったです。

 そして、私はこれをチキンラーメンでやってみたらどうだろう?と思ったのです。というのも、ベビースターラーメンは元々お菓子というジャンルで、一袋に入っている量が少ないから。

 最初は、薄いお好み焼きというかチヂミのようなものを作って、そこにチキンラーメンを砕いて入れたりしていました。私が東京に引っ越した頃、関西では「そば飯」というものがじわじわと人気になり、炭水化物 on 炭水化物って感じですが、美味しかったので作ってみました。

 今日は、そのオリジナルレシピをご紹介します。

 材料や調味料の量はほんと、今回は特に適当です。
 ひらめきで、色々やってみてください。


【材料】
鶏ひき肉:200gぐらい(牛豚の合挽きでもいい)
チキンラーメン:一袋
ご飯:炒飯一人前分ぐらい:冷飯でもOK
長ネギ:5cmぐらい(好きなだけ)青いネギでもいいよ
卵:一個
水:100ccぐらい(味の濃さをみて調節)

(調味料)
油:大さじ1ぐらい(いつも米油を使ってます)
コショー:少々
酒:大さじ1ぐらい

【準備】
長ネギ:みじん切り
チキンラーメン:袋に入ったまま砕いておく


【作り方】
この料理は、常に混ぜながら作ります

1:フライパンに油を熱してひき肉を炒めて、コショーを振る
2:砕いたチキンラーメンを入れて混ぜながら炒める
3:お酒を入れる
4:水を加えて水分が7〜8割なくなるぐらいに炒める
5:ご飯を入れて、炒める
6:長ネギを加える
7:水気がだいぶ無くなったら真ん中に卵を入れて蓋をする

付け合わせに
小松菜やほうれん草や菜の花やブロッコリーを茹でたもの
または、ナムルなどを周辺に乗せたり
キムチやたくあんの細切りなども美味しいです。
味付けのりを細く短冊状に切って振りかけても美味しそうです

簡単で、フライパン一つでできるので、男性向けって感じかな?
その場合、お好みで七味などをかけても美味しいでしょう

一般的なそば飯よりも、ラーメンが柔らかくてフヤフヤなので子供さんにも向いてますし、きっと味が子供さん好みだと思います

ぜひ、作ってみてね

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