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2021-22ちゃこのVリーグ観戦記【26】

2021-22 V.LEAGUE Division1 MEN
レギュラーラウンド
第13週 第26戦/全18週 36戦

2022年2月20日(日)
大阪府枚方市・パナソニックアリーナ

vs パナソニックパンサーズ(全4対戦 最終戦/0勝3敗)

今リーグの残り試合が今日の試合を含んで11。
最終コーナーに入ってきてる。
この時点で借金5は大き過ぎ。
今シーズンの終わりまでをどう過ごすのか。どう戦っていくのか。
そして来季以降をどうしていくのか。
考えずにはいられない。
残り試合数が少なくなった今、「目の前の1試合1試合」のその向こうを見なければ、いま満足に戦うことも出来ないのではないか。
そう思わせる、昨日の敗戦だった。

今日も、電気屋さんらしくお金が掛かった会場で、完全アウェイなわけだけど、
うちらJTファンもおるけん!

さぁ!
パナ最終戦、どうなった?!

20-25
25-20
26-28
18-25

セットカウント1-3で敗戦。
10勝16敗…
借金は6まで膨らみました。

昨日の試合で、こりゃいかんと選手たちが思ったんだと思う。
第2、3セットはJTの意地を見ました。

…第3セット、あそこまで粘ったのだから、取りたかった!!

スターティングメンバーは、
MB:小野寺、中島
OH:山本将平、坂下
OP:エドガートーマス
S:金子
L:井上航/唐川

私からしたら「意外」にも、昨日のスタメンのまま、だった。
いじってくると思ったので。まぁ、昨日のメンバーが今のJTのベストだとは思うけれど。
それが「意地」を引っ張り出したのだったら、この布陣は“妙手”だったのだろう。
でも、アップの時、新井くんはなみなみならぬ気迫でやってたので、それを使わなかったのは、後々どうなんだろうか、と。
…なんだろう。何かがずれている。

いつもパナ戦の時には、相手チームの助っ人OHにたくさんレセプションをさせてプレッシャーをかける作戦なのだが、昨日の今日だから、レセプションターゲットを変更。
前(ミドル)or相手チームのもう1人のOHに。
それで攻撃の的を絞って、効果的なブロック(うまくいけばブロックポイント)を仕掛ける。
これはJTのオハコですね。

第1セットは取ることは出来なかったけど、ディグが上がったり、被ブロックをネット下でフォローしたり、ラリーに持ち込むことは出来ていた。
第2セットはJTのリードで試合が進んでいく。

先に動いたのは相手の監督だった。

相手も昨日と全く同じ布陣だったのだ。
MBの交代。

近年ずっと日本バレーボール界はMB不足が言われてきた。このポジションの世代交代が進まないのも、人材不足が原因の一つにあると。
でも、大学バレーが盛んになり、大学のリーグでブロックシステムがしっかり頭に入っている若手が増えてきた、と思う。
即戦力で対応するなら、MB不足は解決に向かっているのだ、と思う。

そんな中で、JTの中で、年齢時にはチームの上の方にいっていながら、チームの中で育って、大輪の花を咲かせているナカジの存在は、リーグの中でも大きい。
あまり他のチームのことは言わない私だが、ナカジ以外では東レの高橋と堺の出耒田くらいじゃなかろうか。

…どうしてナカジを交代しましたか?
ベンチから出てきて、コートに入った後に交代を告げられたナカジが、どうしてあんな顔をしなきゃいけないんでしょう?コートから下がっている時に話す時間はあったでしょう?
ベンチとコートの中、多分外に居るものも含めた選手の間に、埋まらない溝を感じます。

出てきた西くんに不満があるわけじゃありません。
でも、ラリー中に西くんを使ってドシャットされた後トムが警告を食らったように、コート内にギクシャクした空気が入り込んでいるのを感じてしまいます。

この齟齬が、対話不足からくるものなのであれば、それは努力で埋めることができるでしょう?できることはやりましょうよ。残りはたった10試合ですよ。

不信感、が原因の場合は、すぐには結論が出ないでしょうね。

今日は、昨日のリベンジをしたOH陣、MB陣の動きのおかげで、「連戦2日目」であるトムの前の壁の枚数を減らすことができていて、気持ちよさそうに打っていたのが印象的だった。
トムには笑顔が似合う。
…いや、笑顔のトムはマジで怖いのだ。
高笑いしてるときなんか、止まらないもんね。

坂下くんの動きにはいつも感心してしまう私です。
ここのところ、将平さんがサーブを打つところから将平→西村にするのが監督マイブームなんだよな。
西村くん単体のプレー(レセプションやディグ)も勿論素晴らしいんだけど、ハイボールのセットがうまい!
航が衣装(今日リベロは緑。西村くんはレシーバーだから黒。)着替えたんか、と思ったくらい!
これに、影響を受けているんだろう、坂下くんのセッティング力のレベルが上がってきてる!
これは、将平さんにも思う。
将平さんは越川さんと対角を組んでいた時に沢山学んだことがあったと思う。
優秀なOHはセッターになり得るのだ。
昨日今日の試合で、坂下くんと将平さんには目の前にお手本があった。
クビアク選手から盗れるものは盗りましょう、ドンドン。

選手の起用を含む作戦はベンチの仕事だ。
でもコートに立つのは選手で、コートの中は選手のものだ。
意思疎通がうまくいっていないものを見せられるのは、胸の奥が冷い感じだ。

相手チームの助っ人OHが第2セット、うちらの方を忌々しそうに見ていた(苦笑)。
緑のハリセン軍団、すごすぎ(笑)。
電飾キラキラ、専属DJがガンガン応援誘導してるアウェイ会場で、ホーム側と差がないくらいの大きなハリセンの音!
昨年のアウェイ(パナアリ)でのパナ戦は無観客だったので今回のようにビジター応援席が設けられた(設けられる予定だった)のかどうかはわからない。一昨年は無かったので、周囲をぐるりとパナファンに囲まれながら応援しなきゃならなかった(それでも応援するんだけどね)。
会場DJの方が「ビジター応援席をご用意しました!」と言ってたけど、ビジター席を作ったこと、今回のJT戦では後悔したことでしょうねぇ。
このプレッシャーで勝利を後押しすることができたらもっと嬉しかったのだけど。

まだあと3回ホームゲームがあるし、まだ来月の終わりまで試合は続く。
まだ世の中の終焉ではないのだ。

来週は、広島県福山市でのホームゲームです!
寒い日が続きますが、心の中の闘志の炎を消さずに、また福山で会いましょう!

頑張れ!!JTサンダーズ広島!!
頑張ろう!NIPPON!

(ちゃこ)


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