フードロスと戦うToo Good To Goが32億円を調達、米国市場への拡大を狙う

【記事概要】
・TABETEがずっとお手本にしている、デンマークでスタートしたToo Good To Goが約32億3000万円の資金調達を実施。創業から4年経ちますが、今回が初めてのVCからの調達。今回の調達で米国市場へ拡大を狙うことを明らかにしました。
・これまで好調に展開エリアを拡大していたが、このコロナの影響で売上の62%が減少。しかし事業をたたむほどの影響ではないとのこと。
・既に米国内の大都市圏から展開をスタートし、15万人のユーザーを獲得、600の事業者と提携。50,000食を販売を達成。
・今回の新しい資金調達から、米国内でどのように展開をしていくのか注目。
※Too Good To Goは「Magic Box」という完全福袋方式をとっていて、何が入っているかは引き取りに行くまで分からない。(TABETEもこの福袋方式を推奨しています。)

ーーーーーーーーーーーーーー

食のサプライチェーンにIoTセンサーを装備することができれば、食品廃棄物は2025年までに20％、2030年には50％削減される可能性があるとEseyeが主張。

【記事概要】
・英国を拠点とするモノのインターネット（IoT）技術企業であるEseyeは、2025年までに食品廃棄物を20％、2030年には50%削減できると考えており、食品メーカーのサプライチェーンにある数十億台のIoT接続デバイスがその答えとなる可能性があると考えています。
・Eseyeによると、IoTラベルは、成長中の果物や野菜の色や大きさ、形などの特性を測定することさえ可能。
・IoTラベルから抽出したデータをもとに、水の供給などの生育状況を管理し、最適な収穫時期を正確に把握し、結果として、サプライチェーンに入る前に、最初から削減すべき在庫量を決定することができる。
・ IoTは従来、機械や消費財、電製品などの高額商品を中心に展開されてきたが、この新しい技術により、より小型のセンサーが大規模なスケールで経済的に実現可能になってきている。
・一方で、IoTトラッキングラベルを展開する上での最大の障壁は、供給ルートに沿って、特に異なる国の異なる地域でのモバイルネットワークへのアクセスが不均一になる可能性が高いこと。

ーーーーーーーーーーーーーー

非営利団体「Waste Not」が食品ロスを十分な食事が行き届かない人々へ分配するために、「MealConnect」をリリース。非営利団体が簡単に寄付食品を回収できる仕組みを構築。

【記事概要】
・Waste Notのメンバーがアプリを使い始める前は、少ない寄付食品でも長距離でトラックで移動するなど非効率なオペレーションになってしまっていた。
・MealConnectを使えば、ドライバーは食料品店などの企業からの大規模な寄付食品の回収に集中できる。
・寄付したい企業や人は、余った食料があるとMealConnectにログイン。その後、地域の非営利団体や、食品を配達する地元のボランティア・ドライバーとマッチングするようになっている。
・「ミールコネクトを介して食事を寄付するプロセスは、シームレスで非常にユーザーフレンドリーです」と今回の取り組みに関わったスタッフも評価。
・Waste Notのパートナー機関は、10年以上のパートナーであるボーイズ＆ガールズクラブを含む70以上の非営利団体で構成されている。
・パンデミックが始まって以来、Waste Notの調査では、サービスを提供している機関の64%で食料の必要性の増加が報告された。

ーーーーーーーーーーーーーー

さいごに

Too Good To Goが32億円をVCから調達したのが、個人的にはここ最近の一番大きいニュースでした...！

これまでTGTGは大学や市からの助成金、クラファンなどで資金を獲得していたのですが、VCから調達したということは、一つの事業としてスケールする可能性が大きいということですし(既にスケールしていますが)今後米国市場でも拡大する可能性があると評価されたということだと思います。

世界的にも最大規模のフードシェアリングアプリが大規模の資金調達をしてスケールが成功していけば、各国の類似サービスも資金調達がしやすくなり、参入していくるサービスも増えるかもしれません。

社会事業がちゃんと評価され、資金調達ができるようになる社会が近づいてきていると感じました。TABETEも引き続き頑張ります。

ーーーーーーー

・今後も食品ロス関連のトピックをまとめていく予定です。
・Twitterでも食品ロス関連の投稿をしています。よければフォローお願いします🙏