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台湾地震の支援金・義援金詐欺に注意しましょう!

1、台湾で大地震発生

 台湾でM7クラスの大地震が発生しました。

 ここで多くの人が

「東日本大震災での恩義を返したい!義捐(援)金をしたい!」

と思っているようです。


 そこで注意しなければならないのが、【詐欺】です。

 今回は義捐金について少し記事を書きたいと思います。



2、支援金と義捐金

 そもそも似たモノとして支援金と義捐金があります。

 これらはちょっと違うモノですので、自分が行いたい支援はどちらなのか?

 これを理解して出資しましょう。


<支援金(募金)>

 厳密には支援金と募金もちょっと違うモノですが、扱い方同じようですので、募金と同一視して説明します。


 支援金は、救済活動等を行うサポートのために使われます。

 そのため、被災者に直接お金が届くわけではありません。


 被災者の治療とか、被災者への毛布や配給、重機とか、人材確保とか、道路整備とかですね。

 今すぐ必要なお金ですので、直ぐに活用されます。


<義捐金(義援金)>

 義捐金は直接被災者にお金が届きます。

 しかし、分配する機関が被災者の状況等に応じて分配するため、状況把握等の必要性があり、被災者の手元に届くのは遅くなります。



 これらのことから、

◎、今すぐ力になりたいなら支援金(募金)

◎、落ち着いてからの生活費を直接援助したいなら義捐金(義援金)

と言った感じでしょうかね。



3、詐欺

 自分が支援金を出すか、義捐金を出すか決めたところで、次に出てくる問題が

「どこに出資しようかな?」

と言う問題です。


 そこで詐欺が出てきます。

<義捐金等を集める団体を名乗る>

 義捐金詐欺で全般的に言えることは、実際にキチンと募金を集めている団体を名乗る詐欺です。


 募金や義捐金を集めているのはテレビやラジオ局、コンビニや赤十字等です。

 そして、それらの団体の職員を名乗り、電話やツイッター等で


「○○の職員ですが、この度発生した台湾地震の支援を行っています。大変恐れ入りますが、募金・支援金をお願いしたいのですが。」

のような連絡が入ります。


 向こうから積極的に募金や支援金をお願いしてくるモノは全て詐欺です。

 電話でも、ツイッターでも全て詐欺だと思って下さい。


 キチンとした本物の団体は積極的に募集なんてしません。

 募金・義捐金はあくまでも、自習的なモノだからです。


「募金・義捐金を集めている」

と言う宣伝・広報はしますが、個別に積極的な募集はかけません!



4、間違いやすい団体

 ツイッターでも広がりつつありますが、台湾には【中華民国赤十字会】と言う団体があります。


 しかし、これは国際赤十字会とは無関係の団体だそうです。

 しかも、もし勘違い等から支援金等が集まったとしても、支援金として使う保証もない団体だそうです。


 そのため、注意喚起がされているようです。

 この団体事情には詳しくありませんが、中国ですから、なんか普通に有り得る気がしてしまいます。



5、最後に

 募金や義捐金をキチンとしたいのであれば、自分でキチンとした団体へ出資しましょう。

先ほども言ったように、

◎ テレビ局

◎ ラジオ局

◎ コンビニ

◎ 国際赤十字会

等が日本ではキチンと集めている団体です。


 他者から勧められて出資するのではなく、自分自身で足を運ぶなり、公式サイトを訪問するなりして、出資しましょう。



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