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第6回だれ一人取り残さない防災研究会(研究会メンバーでの支援訓練についてのディスカッション)

みなさんこんにちは。チャレコミ防災チームです。

今回は2022年10月17日(月)に開催した第6回の勉強会の様子をお届けしたいと思います。
今回はゲストトークをお休みして、研究会メンバーで支援者訓練についてのディスカッションを行いました。

支援訓練って?

「避難訓練」はみなさん小学校などでやったことがあり、なじみがある方も多いのではないかと思います。私の小学校では「押さない・かけない・しやべらない(おかし)」と習った記憶があり、自分に災害が起こったときどう振る舞うか?は訓練していますよね。だからこそ、地震があったときは机の下に!や、火事の時は煙を吸い込まないように姿勢を低く!など日常的に身にづいている知恵を身につけられている方が多いのだと思います。

しかし、災害が起こったときに被災地を外から支援する人たちが、適切に物資を届けたりできるのか?という問いかけが研究会メンバーの皆さんから出てきたことがきっかけでした。

というのも、実際の支援は1社だけでは成り立ちません。実際に必要なものを届けるためには多くのステークホルダーの手を渡り、正しく・迅速に必要なものが現地に届く必要があります。

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特に私たちの研究会にはフェリシモさんや日本郵政さんはじめ、大手企業で支社を多く持つ企業の方も参加しているため、支社があるエリアやそれ以外のエリアで災害が起こったとき、ちゃんと自分たちのリソースを使って支援することができるのか?実際にやってみたい!という前向きな声から始まりました。

このような支援する側の動きのイメージを持ち、実際に訓練するというのが今回の研究会で議論した「支援訓練」です。


想定する状況を決めて、実際に支援を

今回の支援者訓練は実は「支援される側のエリア」と「想定される支援先の被害状況」が決まらないと支援ができません。地震なのか水害なのか、それ以外の災害なのかによって現地の状況や必要なものは大きく変わってきます。

そのため、研究会メンバーの中にいる地域の中間支援団体をはじめとして地域で活動するメンバーのエリアでの実施を想定しながら、想定される被害被害状況についても議論され、各地で頻発する「水害」を想定して準備を進めていくことになりました。

今回の支援訓練の目的は以下の3つを上げてくださっており、研究会を通して「平時のつながり」はできつつあります。

<支援訓練の目的>
● 万一の災害時に動ける「平時のつながり」をつくること
● 有事の際の参加組織の役割を明確にし初動につなげること
● 訓練を通じて課題を洗い出し、有事のときに機能する枠組みをつくること

そのため、実際に訓練を実践してみることで、何か起こったときにしっかり支援できる体制をつくっていきたいと思っています。


今後に向けて

今後は来年3月に開催される「世界防災フォーラム」で実践成果を発表しよう!ということで進んでいます。

フォーラムでどのような形で発表できるかわかりませんが、3月に発表するとなると実は時間がありません…💦

今回の研究会で「連携する企業を集め始めるのはいつぐらいですか?」というとてもありがたいお声がけからハッとする場面もあり、まだまだ訓練に向けては準備が山積みですが、研究会メンバーの皆さんの力も借りながら実施までもっていきたいと絶賛議論中です。

研究会メンバーも随時募集していますので、気になった方は以下のフォームからお問い合わせください。


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「だれ一人取り残さない」防災研究会とは…
①災害が起こったときには日常からのつながりが重要になる。そのために、日常から学びあい、つながりをつくること。
②研究会に参加するそれぞれの主体が自分たちの防災・災害支援に対しての実験を相談したり実際にやってみたりする機会にすること。
を目的に毎月第3月曜日(祝日の場合は翌日)に研究会を開催しています。ご関心のある方は以下のフォームからお問合せください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdBa7sljKtAXvjGJp9VvAgICc9rc2E1iC6JGmUZiWTNoRIUjg/viewform


チャレンジ・コミュニティ・プロジェクトでは、地域で挑戦が生まれ続ける生態系をつくることをビジョンに、地域の中に多様なプロジェクトを生み出すメンバーと協働プロジェクトを実施しています。
チャレコミが気になるという方は、ホームページのお問い合わせフォームからお問い合わせください。
https://www.challenge-community.jp/


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