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【節約生#636】もし節

 趣味で節約生活をはじめてみた。
 健康で文化的な生活をしながら節約をするというルールで挑戦中。

もしも節約をしていなかったら

 人間というのは新しい言葉を作ることが好きなようである。最近は「もしトラ」という言葉を目にした。随分前に流行った「もしドラ」(もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら)をもじったもので、「もしもトランプが大統領になったら」という意味のようだ。

 もしもを考えるのは人間の常であるので、もしも節約をしていなかったら・・・を一度まとめておきたい。

 何となく節約生活をはじめてから2年と4か月である。暮らしぶりはだいぶ変わった。変わっていなかった今はどうなっているだろうか。

節約をはじめたころの生活

 節約のために朝型の生活を続けている。朝に時間をとるために睡眠時間を確保するなど、生活全般に変化がある。毎朝節約のことを考える機会を設けるようにしているので、継続している大きな理由でもある。

 実は、節約を始める前に朝型に変更していた。
 ちょうど職場で資格をとるようにと言われており、資格試験の勉強のための時間の確保が目的であった。勉強できる時間が朝くらいしかとれなかったためである。

 試験が終わり、朝にすることがなくってしまった。半年くらい朝型にしていたので、習慣になっていた。無趣味であったので、朝の時間をどうするかを困惑したことを覚えている。
 とりあえず、節約を試してみるかと思いついて、試してみた。

 もしも節約をしていなかったら・・・。
 この時点で、他の趣味を見つけるか、朝型を辞めるということになっていただろう。

変化した生活習慣

 変わってしまうと以前の感覚を思い出せなくなっている。以前はどのように生活をしていたのだろうか。

 以前は疲れていることが多かった。仕事に追われていたけれども、どうでもよい仕事が多くあった。いわゆるブルシットジョブで、意味のないことが課されることが多くあった。

 その割に、上役は「管理」をしたいらしく、報告をやけに求めてくる。「管理」もそういう劇をしているかのようで、報告の文字数が真面目さの指標であった(ほんとうに量が少ないから真面目ではないと主張していた)。

 そういう意味ではストレスフルであっただろう。
 節約生活を始める前は毎晩お酒を飲んでいた。ストロングゼロを3本が通常であった。
 どうでもよい仕事の合間をぬって大事な仕事をしなくてはいけなかったので、全力で取り組むことができていない状況であった。

 コロナのために外食は少なかったけれども、栄養を考えることはほとんどなかった。たまに言われるけれども、そのころは外見がまるかったようだ。確かに体重は今より8kg増しであった。

節約をしていなかったら今頃は・・・

 まとめていくと、何かの趣味を見つけていたかもしれないし、朝型をやめてしまっていたかもしれない。

 確実なのは不健康な生活である。
 毎晩記憶がなくなるまでお酒を飲み、栄養の偏った食事を続けていただろう。BMI的には肥満になると考えてよい。生活習慣病がいつ発症してもおかしくない状況であった。

 きっと仕事も続けていただろう。
 結局、節約をしていたから仕事を辞めてしまうというふんぎりもついた。お金をかけなくても生活できることがわかったことが大きいけれども、それ以上にお金をもらうために生きることにそれほどの価値を持てなくなったためだ。
 よりミスの多く、生産性の少ないことを続けていたということは想像できる。

 あまり楽しくない人生だ。
 節約生活を続けて2年以上経過した。節約をしていないときと比較をすれば、気分はかなり違う。次の2年後にどうなっているかはわからないけれども、後悔のない日々を過ごしていきたい。

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