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ハーフターム🇷🇸セルビア旅行

風邪引いたり、旧正月だったり、ハーフタームだったりしてたら、あっという間に二週間ぶりくらいになってしまった。目標50記事だったけど、無理かも…。
ブログとかnote毎日更新してる方、本当にすごいな。

先週、小学校がハーフターム(学期の中間休み)だったので、家族で短めのセルビア旅行に行きました。義母ンヌのイギリスビザ、意外なことにマルチエントリーで取れたんだけど、他の西欧諸国を訪問するにはシェンゲンビザが必要で、これは多分厳しいってことで、中国人もビザ不要のセルビアに決まったという感じ。夫婦ともに行ったことなかったしね。セルビアの事前知識、ジョコビッチの出身国であることのみ。

中国人ビザ不要ってことで、中国人観光客も結構いるし、移民的な感じでビジネスやってる人もたくさんいる感じだった。首都のベオグラードだけ行ったんだけど、空港から市街中心部に出るバスに乗って、通り沿いを窓から見てたら、中国語(簡体字)で看板書かれた中華レストランとか、アジアスーパーとか、スロット?カジノ?とか沢山あった。てか、郊外はそっけない住宅地とスロットばっかで(中国人経営に限らず)、なんかパチンコ屋ばっかりある田舎の国道沿いを思い出した。

街中はキリル文字で外国来た〜て感じで面白かったのと、ヨーロッパっぽい建物とえらい無機質な建物(共産主義時代のもの?)とが混同してて、見たことない感じだった。英語で“Belgrade Sightseeing”と検索したら、ブルータリズム建築探索みたいな記事が出てきて、へぇと思った。ブルータリズム、この前ロンドンのバービカンセンター見た時に「なにこれ」と思って調べたけど、独特の感じよね。路面電車がとても味のある感じ。バスと路面電車はとても便利だった。チケットも一日券200円くらい。

聖サワ大聖堂という、セルビア正教会の大聖堂はキンキラキンでイエスキリストやその他聖書上の方々のフレスコ画?タイルのモザイク?が内面中に装飾されてて、ものすごい綺麗だった。今までで1番感動したレベルの大聖堂だった。うちひしがれてる時にこんな教会見たら、信じるわ。圧倒的な威厳。
正教会の大聖堂って椅子がないんだな、と。なんかちょっと建物の中の作りがモスクに似てるな、とも感じた。

あとは、コソボ紛争時にNATOに空爆された旧ユーゴスラビア国防省ビルも、他の荘厳な政府系の建物のすぐそばにむき出しに残されてて、なんとも言えない対比。怒涛の20世紀だったろうな、と思う。ヨーロッパの近現代史も本当に複雑というか、第二次世界大戦だけとっても、日本で習ったお馴染みの内容(枢軸国vs連合国、環太平洋の色々)とは全然違う世界と色んないざこざが繰り広げられたんだな、と毎回博物館など行くたびに思う。全然理解が追いつかない。

外食は安いし(良いのか悪いのか、日本と同じ水準)、観光客多いところのだからかもしれないけどレストランの店員さんも優しいし、その他道を訪ねたりした時に答えてくれて方々も親切だった。生姜のソースつけて食べる豚足(太腿)焼きがとっても美味しかった。子ども向けの遊具ある公園も沢山あって、長男は「プレイグラウンドがあるからこのカントリーはベスト!」とか謎発言してた。
ぱっと見の印象だけど、のんびりしてて暮らしやすそう。

最終日の晩飯は、四川人がやってるちっさいレストランで四川料理を食べた。狭いレストランにすごい香辛料の匂いで、くしゃみと咳止まんないみたいな。しかも隣のカップルが食べてる料理が美味そうとか言って夫が聞いたところ麻婆味の豚の脳みそで、セルビア旅行来て中華レストランで豚の脳みそ食べた謎。客が中国人しかいなくて、私が口を開けば日本語だろうが中国語だろうが、振り返って見られた。すみません、変な中国語話してて。中国人以外に対する接客が酷すぎて、Google map上の評価は低いけど、中国人的には大満足の店と中国のSNSにベオグラードでおすすめの店と書かれてたらしい。移民してきて中国人だけで経済回す典型って感じ。セルビアって一帯一路に賛同してるんだろうか。なんか一帯一路は一体なんなのか、いまいち理解してない。自分のアホさにがっかりするぜ。

セルビア、旧ユーゴスラビア時代からなのかもだけど独自路線感すごい。他の東欧諸国も独自路線のところ、西欧諸国からしたら目の上のたんこぶ感ありそう。知らんけど。

以上、世界史も大して詳しくない日本人アラフォー女が、中国人家族とセルビア旅行した感想文でした。