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朝が好き 2/11の日記

↑の時の心地良さが忘れられなくて、また朝コメダに行った。
前回9時ぐらいに行ったらすぐに混雑してきてしまってゆっくりできなかったから、もっとゆっくりしようと眠い身体を引きずって7時半に家を出た。
昨日はビールを飲んで早めに寝たからタプタプに眠れてはいるが、どれだけ寝たって冷たい部屋で布団から抜け出すのは至難の業だ。

それでも私は朝に強いほうだと思う。こうやって休日なのに6時台に起きたりしていること自体、友人に話すと引かれることが多い。
逆に夜は飲み会の場ですぐに帰りたくなってしまうし、家にいると眠気で何もできなくなってしまう。
完全な朝型人間だ。

日曜日、7時台の下北沢は街ごとぐっすり眠っている。
こういう街を歩いていると、旅行の日の朝みたいでテンションが上がってくる。
快晴の冷たい空気の中を目的地に向かってワクワクしながら歩いている感じ、まだどの店もシャッターを下ろしているのに自分は生き生きとしている感じ、大学時代のスノボや旅行の集合場所に向かうあの雰囲気を思い出す。
思わずコンビニで雑におにぎりとお茶とお菓子を買ってしまいそうになった。ビニール袋をぶら下げながら気だるけに「うーっス」と集合場所でみんなと合流したい。

完全な余談だが、この間仕事中に伊右衛門のほうじ茶を飲んだら”旅行中の車内感”がスゴすぎてぶっ倒れそうになった。
普段安いお茶しか飲まないからそう感じたんだと思うが、伊右衛門の深みを感じた瞬間に「友人が運転する高速の車中でくだらない会話をしながらサービスエリアに向かう光景」が浮かんできてしまってそれ以降仕事にならなかった。
みなさんもぜひ。

…なかなかコメダに入れずすみません。
寝息を立てている下北沢のコメダに入店すると、さすがに7時台だから客はまばらだった。
アイスコーヒーのたっぷりサイズの小倉トーストセットを注文する。
もう既に心地が良い。眠気と優しいBGMに包まれながら、人生のあれこれについてぼんやりと考える。もちろんぼんやりだから結論なんて1つも出ない。出そうとも思っていない。

ずっと本棚で眠っていた若林正恭『ナナメの夕暮れ』を少し読んだ。
煌びやかな芸能界に馴染めず些細なことが気になってしまうその様子は、ナナメな学生時代を過ごしてきた私のことを書いているのではないかというほど共感できる。
周りの目を一切気にせずに過ごせたらどれだけ楽なのだろうか、という考えは一生付きまとうらしい。
辛くなったらまたコメダでこの本を開こうと思う。

カレンダーアプリを開いて今後の予定を確認する。
そういえばオードリーの東京ドームの座席が出てるじゃん、とチケットサイトを確認する。
直前に若林の著書を読んでいたおかげか、なかなか良い席位置だった。
間違いなく伝説となるイベント、しっかり目に焼き付けてこよう。

フジロックの第一弾ラインナップが発表され、LINEグループが動き始めていた。
全員初フジロックなので、バスツアーやテントサイトなどチケットの仕組みや買い方が難しくてああでもないこうでもないと不毛なやり取りが続いている。
私含め全員が洋楽に疎いから、今回のラインナップについての話は一切出ていない。
渋谷のビジョン前でどよめきが起こっていたアーティストたちも正直初耳だから、夏までに予習をしておきたい。

明日の友人とのメシはここがいいな、とか考えていたらだんだん店内が慌ただしくなってきた。
「番号札5番でお待ちのお客様お待たせいたしました〜」
どうやら満席らしい。空っぽのたっぷりグラスで粘るのも申し訳ないのでお会計し店を出る。
時間はまだ9時だった。私が朝コメダを満喫している間も下北沢の街はずっと眠っていてとても静かだ。

下北沢の駅前で大学生ぐらいの男性グループがリュックを背負って談笑していた。これから旅行か何かに行くのだろう。
何人かは手にコンビニのビニール袋をぶら下げている。私が思い描いていた旅行前の朝の光景だ!

みんなで観光地をダラダラ歩くのもめちゃくちゃ良いよな〜と妄想が止まらない。久々に5、6人とかで旅行行きたいな。

眠る下北沢を満喫した朝だった。

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