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カナダに来た!」⑦ 緊急事態発生!

 学校が始まって4日目の夜。ワンコたちの寝る前の排泄を済ませようと、外の草が生えているエリアに連れていった。そして、その後、ちょっとした段差につまずいて転んでしまった!そして、捻挫をしてしまったのだ。
日本ではありえないこと。私は今までの人生の中で捻挫をしたことがない。つまずきそうになると、いつも転ぶのを防ぐ反射神経をもっていたからだ。(なぜか足だけ。顔や腕などはよくぶつけるが(^_^;))
しばらく痛くて動けなかったが、数分すると歩けるようになり部屋に戻った。とりあえず湿布を貼って就寝。こんな時に限って、茶々が夜中にトイレに行きたがったのだ。茶々も寧々のお腹を壊すと、部屋では絶対にせずに、外に行きたがる。どうやら茶々はお腹を壊しているらしい。仕方がないので起きて歩こうとすると・・・歩けない!!痛い!!けんけんして数歩移動するくらいしかできない。それでも、長いリードをつけて、私は玄関まで出て茶々が💩を済ませるのを見守っていたが、いつも茶々は、しばらく歩かないとしない。夜中なのに人は歩いているし、車も通っている。危ないのであきらめて中に入れた。夜中の2時。かわいそうに、茶々は💩がしたくて部屋の中をうろうろしていた。私は、バスルームにつれていき、ここでしていいよと促した。でも、外に連れていけとせがむ。無理だと断る私。そんなやりとりがしばらく続いた。トイレシートがなかったので、紙袋を広げて、もう一度、ここでしていいよと言ってベッドにもぐりこんだ。
3時半ごろになり、やっとしたようだ。疲れたのか、部屋の中でしてしまったことがショックだったのか、茶々はしばらくバスルームのドアのところでぐったりしていた。ごめんね・・・
私は、痛み止めをもってきたことを思い出して飲み、湿布を2枚貼って寝た。今日は、学校を欠席しなくてはいけないかな・・・お散歩どうしよう・・・医者は?買い物は?いろいろなことが頭の中をぐるぐる回って眠れなかった。バンクーバーに知り合いがいるという友達に連絡して相談にのってもらうことにした・・・が・・・連絡がつかなかった。
誰も頼る人がいない” という現実に、少しの間呆然としていた。
思い起こしてみれば、私は、末っ子で小さい頃からいろいろな人に甘えて育ってきた。成人してからも親や兄姉に甘えていたし、何かあると友達、先輩、彼などが助けてくれた。そんな人生を思い起こしながら感謝の気持ちが湧いてきて少し涙が出た・・・・
すると・・・いつの間にか眠りについたらしい。起きてみると、なんとかゆっくりと足を引きずりながらなら歩けるようになっていた。痛み止め薬の威力はすごい。
ひょっとして感謝の威力かもしれない・・・「ありがとう」という心からの気持ちは、いい波動をまとうということを聞いたことがある。
 とりあえず、急いで朝ご飯を食べてもう一錠飲んだ。どうにか、近くの草の上で茶々と寧々の排泄だけ済ませることができた。学校は、Ubrを使ってみようか。タクシーのような便利な配車サービスだ。調べてみると往復1万以上になるようだし、必須授業は午後からなので様子を見ることにした。夕方のお散歩サービスも予約してみた。
 おぉ~絶対絶命の状況(大げさかな(^_^;))だと思ったのに、なんとかなるじゃん。すぐに人を頼る私が、お金を出して世の中のサービスを使えばなんとかなる!! 今更・・・遅すぎる気づき(^_^;) でも、何歳になっても、人は経験からしか学べないことがあるんだな・・・とすごく大事なことを教えてもらった・・・
うん、うん(*^。^*) すべての出来事には意味がある(*´▽`*)

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