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【チェコテニスの集大成】チェコの先人たちのスキルを承継する!?イジリー・レヘチカのヒストリー#106

皆さん、こんにちは。
「Change Court」記者のtakableです。

 この記事ではテニス選手個人にフォーカスを当てて選手のヒストリーやエピソードについてご紹介していきたいと思います。
 チェコ人のイジリー・レヘチカ選手についてご紹介です。この記事では、チェコの新鋭であるレヘチカが今までどのようキャリアを歩んできたのか、どのようなサポートを受けて成長をしてきたのか振り返ってご紹介していきたいと思います。(2022.07.13現在)

※記事をより簡単に読んでいただくため表記に独自のルールを利用しています。

イジリー・レヘチカ
 強力なサーブとチャンスですかさず前に詰めるプレーが得意な選手。ステップワークも細かく対応できる。第二のベルディヒと期待値を寄せられている。

「3歳でテニスを始め、11歳、14歳で拠点を変更!」


15歳のレヘチカ

 2001年11月8日チェコのムラダー・ボレスラフで両親ともにプロのスポーツセンスの間に産まれました。3歳の頃に国際レベルでテニスをプレーしていた祖母や先にテニスをプレーしていた年上の姉の影響でテニスを開始しました。幼少期はスキー、サイクリング、スイミング、ハイキングを楽しんで育ちました。
 11歳でTK MionからSeveročeská tenisová o.s.に移籍し14歳の時にはTK AGROFERT Prostějovというチェコ国内にある3つの国立テニスセンターの1つの機関に移籍をし現在もそこを拠点としています。
 この施設はP.クビトバ、T.ベルディヒ、L.ロソルらチェコの選手だけでなく、A.セッピ(イタリア)、J.ニエミエン(フィンランド)など他国からも集まる施設です。
 ジュニアの国際大会デビューは2015年8月13.9歳で2019年9月の17.9歳まで活動し68勝28敗(勝率71%)でした。

 

「プロ初期」

2019年のJr GS・Wのダブルス優勝


 ジュニアと並行しながらフューチャズやチャレンジャーに挑戦し18歳でプロ宣言しました。シニアのキャリア序盤はチェコを中心に活動し2020年の19歳から他国を精力的に回り始め、2021年の後半からはチャレンジャー主体のスケジュールに変更をしました。
 2021年6月は初のTOP100に勝利しQF進出、7月は初のチャレンジャータイトルを獲得と2週連続の決勝戦進出など順調に成長し、8月にはGS・Uの予選の3回戦まで進出しました。その結果621位から始まったランキングは354位でフィニッシュし、2022年の目標はTOP100に入ることでした、



「目標をクリアした20歳」



2022年2月ロッテルダム500での活躍


 
 141位からスタートした2022年は2月のロッテルダム500にて予選から勝ち上がり、1回戦D.シャポバロフ[12]らを下して一気にSFまで駆け上がりました。
 TOP100の選手に勝ちきれないことが多かった昨年から進化をしたのは、2021年の最後に出場した大会であるデビスカップでC.ノリーと対戦したことが大きかったそうです。
 2月のロッテルダム以降ツアーレベルではなかなか上位に進出はしていませんが、4月モンテカルロ1000、ベオグラード250、ミュンヘン250の予選をそれぞれ勝ち上がり本戦へ出場しています。TOP100を切ったことで今後の主戦場はツアーレベルに上げることができ、さらなるランキング向上が見込まれます。


 T.ベルディヒが引退して、J.べゼリーがランキングを落としたことで2022年の1月末にはチェコ人の選手でTOP100がいなくなりました。そんな次の期待の若手として、期待されているのはJ.レヘチカです。
 J.レヘチカのコーチM.ナヴラティルは選手として世界247位でしたが、T.ベルディヒのヒッティングパートナーを6年、J.べゼリーを300位から64位へ押し上げ、A.パブラセクを3年間で550位から72位まで躍進させた名コーチです。また、16.11歳からはJ.Mühlfeitにメンタルコーチを担ってもらっています。
 今後、チェコの第二のT.ベルディヒとなり、先人の達成できなかった世界1位とGSのタイトルを獲得できることを期待しています。T.ベルディヒやコーチらのスキルを承継し最高のチームの元一気に躍進するレヘチカの活躍を楽しみにしています。

 

 今後もこのような記事をあげていきますので、もしよかったよ~という方は是非note内の「スキ」や「記事の保存」をお願いします。
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PS.ジュニアからシニアへの切り替えで現在苦労していることや挑戦していることを伺いたいです!





〜CC(Change Court)について〜
 CCは、テニスのジュニア育成に関する問題や課題を解決していくための考察記事です。
 「うちの地区こんな問題があるんですが…」、「これは正しいのかなぁ!?」、「これってどうしたらいいでしょうか?」そんなテニスのジュニア育成に関する悩みや課題を解決できるきっかけを皆さんと一緒に考察します。
 

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