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旅の別れも始まる

11/20 (土) はれ


10:00 起床


旅が終わろうとしている。






伊豆を出発してから今まで。


一瞬一瞬がとても刺激的で、自分や旅の仲間から目が離せずだった。


こうしてやっと文をポチポチできるのは、旅の終わりの。
ちょうど、寂しさと満足が折り重なってできた、

なーんでもない、これといって特に何をするでもない時間が生まれたおかげ。



僕は今、
三重県にいる。


シンガーソングライターである、きじはのおうちのソファー。



縁側には旅の仲間がそれぞれくつろいでて


眠ったり本を読んだり。


きじはの奥さんが昼ごはんを作ってくれていて

その匂いが家の中いっぱいに広がっているところです。




今日はとても暖かい。



まさか
これから伊豆に帰るなんて思えないほどゆっくりのんびりしているのだ。




さてさて、
どこから振り返ろうか。



まあ、その前に。


今日はこれから、帰る。



旅の仲間と別れなきゃいけない。



チボーはそのまま京都に向かう。



セイヤと僕は名古屋へ戻る。


僕の軽トラックは名古屋に置いてきたのだ。




旅の別れの前に温泉に入ろうか
なんて話していたが、


あんまりゆっくりしすぎるのもまた違う。



お昼ご飯を頂いたら、先を急ごう。





料理が進んでくにつれて、


甘い匂いや醤油のにおいが足せれていく。



そろそろ出来上がりそうな匂いだ。




お腹が鳴る。





割ったタマゴが双子だったらしく、嬉しそうに報告してきた




なんて幸せな時間。




まさかコレから旅の別れがあるなんて思えないほど幸せな時間だ。


ごちそうさま


とにかく美味かった。


とても丁寧な味がした。


このお家のインテリアはどれもかわいくて、気取ってなくて、ごく自然に色んなものが置いてある。



それをみるだけで、几帳面で丁寧な人なんだなって。



それが料理にも出ていて、それがとても素晴らしかった。


ほんとに美味かった〜


ありがとう。




最高のランチを終えると。
心とお腹は大満足。




コタツであったまりながらお茶を飲む。



至るとこに椿が生けてある。
それがなんとも良い佇まいなのだ。


ちょこんと、それとなく。

決して主張し過ぎず。


それもまた、ごくごく自然にそこにいた。


ゆっくりな時間は勢いを増す。






いかんいかん。
このままだと足の裏から根っこが生えて
動けなくなっちまう。




僕らはまだ旅の途中なのだ。





先を急ごう。
ゆっくりと。





チボーとはこのあとお別れだ。


それぞれの旅を進めよう。

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