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東京都に、勝つっ!!〜不妊治療編〜

今回は不妊治療をしている方々に知っておいてお得?というか知っておいてほしい落とし穴情報を、実体験とともにお伝えしたい。

そして、東京都は本当に役立たずのロボットみたいな存在の集団だということを・・・。

AI,AIとほざいているが、高い税金食いのお前らこそ全員クビにして職員全員AI化を勧めたい、と真に願う。小池百合子を含め。

自分には関係ないだろうと思っていた、『不妊治療』というワード。

しかし、いざ結婚して、さー子供を作ろう!となった時、ブチあたった壁。

それが、『子供が簡単にはできない』という事実

さて。妊娠をしよう!と決めてから知ったのだが世の中には、私が思っていた以上に、不妊と闘っている夫婦がなんと多いことか!

もともと私は、多嚢胞性卵巣症候群という生まれ持った女性器疾患があったため、子供ができにくいことはわかっていた。しかし、いざ本気で取り掛かろうと思ったら、なんと大変なことか。おそらくこの病気を持っている世の女性は、意外と多いのではないだろうか。

世には、できちゃった結婚や、授かり婚などといった結婚もよく聞くが、これは実は奇跡に近く、素晴らしいことなのだ。

何もしなくてもたまたまできることが、じつはとても難しい。

私の夫は私以上に子供を欲しがった。お互い歳も30を越え、落ち着いたからなのか、自然と子は1日でも若いうちに、と考えるようになった。

それもきっかけではあるが、もともとわたしはわたしでせっかく子宮があるのならば、一度はその役割を果たしたいという気持ちがあったため、子供を作ってみたかった。

今の時代、子供を産むことは夫婦の選択肢のひとつであり、子供を作らいないという考えもまた一つの選択肢だ。否定はしないし、それなりの事情や考え方があるのだと思っている。なんせいまは"多様性"の時代だ。

さて、不妊治療の話に戻るが、わたしは籍を入れるちょっと前から、自分の体を知るために、そしていつ子供ができてもいいように週一回のペースで婦人科に通っていた。卵巣の状態をチェックし治療を進めていた。

旦那となる彼も、イヤイヤではあったが精子チェックをさせた。男はすごいこれを嫌がる。もし仮に自分のせいで子供が産めないと思うとイヤなのだろう。しかし、結果は良好。むしろ通常よりも元気な精子くんたちであった。本人は、ものすごく安心していた笑

そうなれば、あとはわたしの問題。

検査の途中で、まさかの性病にかかっていたことも判明。どちらがどこからもらってきたのかは、定かではないが、おそらくわたしだろう。そこは、うまく?ごまかして、お互い軽い治療をして完治をして本格的な不妊治療に突入した。

先生は焦るでない!もっと歳いった人たちは1年以上不妊治療をしているのがザラだ、とわたしをいつも慰めてくれたが、なかなか妊娠することができなかった。わたしの場合は不妊治療の中でも初期に行う、タイミング治療というもの。薬を飲んだり、注射を打って排卵誘発を行う。そして、排卵のタイミングで精子を打ち込む、という割と初期の治療方法だ。

まだ時間はあるし、ゆっくり受精して着床するのを待とう!と決めてはいたが、いざ治療を始めると毎回不安になり、妊娠していないとわかると、やはりがっかりする。旦那さんは、まあ焦らずゆっくりやろう!というかんじでわたしをいつも励ましてくれたが、一回一回心は荒むものだ。

病院で検査をするから、妊娠検査薬なんてものを使っても仕方ないのに、無駄に使ってフライングで確かめてみたり。そして、トイレの中で人知れず、落ち込む。この繰り返し。

なかなかできないものだから、夫婦でこれを半年続けてもダメだったら、体外受精に切り替えよう!と決めたそのタイミングで、まさかの妊娠が発覚。しかも、わかったのは、わたしのお腹がいきなり臨月レベルに膨らんだ異変からだった。多嚢胞性卵巣症候群の人が不妊治療をしていると割と大きい確率で、卵巣で大きくなりすぎた卵子たちが原因でお腹に水を貯めたり、血液が腹の中に溜まるためそんな症状が現れるそうだ。

お腹が1ヶ月もの間そんな状態だったもんだから、違う意味で次は辛かったが、それで妊娠がわかった時は不思議な気持ちでいっぱいになった。

嬉しいようで、腹がでかすぎて重たすぎて、辛い。。


しかし、戦いは実はこれからであった。

不妊治療を経て、すること。

『不妊治療助成金申請』だ。東京都では、不妊治療を行った夫婦1組につき、一回の助成金を最大5万まで負担してくれる。

たかが5万、されど5万。

家庭にとっては大事な財源だ。

もちろん、薬代込みで早速申請をした。

1週間ほどして、すぐ結果は戻って来た。

るんるんしながら、封を開けると、そこにはなんと『不受理』の3文字が。

はぁ〜?!?!?!?!?!

こっちは辛い思いして不妊治療して、お国のために子供作ろうと頑張ってきたというのに・・・なんだ?!東京都。

しかも、おまけつきで、不受理なため同封の書類に不受理を受け入れろという書面まで付いてきた。そんなもん、こっちが受理するか!!!怒

ということで、すぐさま担当の課に電話。

『なぜ、不受理なんですか!書類も全て提出したでしょう!』と。

相手もわたしの剣幕に圧倒されたのか、引き気味で、

『規則なもので・・・』の一点張り。

じゃあ、何が規則なんだ!と問いただす。

すると、こう返答がきた。

『不妊治療を開始する際にすでに婚姻関係を結んでいるか、もしくは開始の段階で同住所に住んでいるという証拠がないと受理できないんです・・・』

はぁ?!

婚姻関係を結んでなくたって、同じところに住んでなくたって不妊治療しているカップルなんて世の中にはたくさんいるだろうよ!それに、将来のために婚姻前に検査することだってあるだろうよ!!

『そうですよね、、でも規則なもので・・・』

東京都職員は『規則』という言葉で逃げれると思っているのだ。

なにが規則だ。仮に自分が同じ立場だったら、どう思う。規則なんです、で済むか!

苦労して自費でここまでやってきたのに、税金だって取られて生きているというのに、1円すら補助が出ないなんて、許せん!搾りあげれるものは搾り取る!と決めたわたしは最後に、

『じゃあ、結婚後に治療を始めたと日付直せばいいってことですよね?!そういうことですよね?!』と確認し、『・・・まあ、そういうことになります』と言わせたので、『今、確認しましたからね。これで通らなかったらふざけんじゃないよ!ほんとお前らは、ただのロボットか!ロボットの方が、まだマシだわ!この役立たず!』と、やからのような口調で最後は電話を切った。


お見苦しい話ですが、これが実情です。

東京都はなにを言っても、規則に則ってないと、全くと言っていいほど機能を果たしません。

悔しいので、怒りのまま通っていた婦人科と薬局に駆け込み、書類を再度書き直してもらい、すぐさま東京都に再提出。

それから、約1ヶ月。

不受理の時はあんなに早くきたのに、なかなかこない連絡通知。

そわそわした日々が続きました。

そして、昨日ようやく!書類が手元に!!


その中身は・・・・『受理』の文字がっっ!!!涙


これは、もはや金額の問題ではない。

意地と正義と己の満足感の問題だ。

こんな小さいことだが、東京都にちゃんと立ち向かい、

最後まで諦めなかった自分を褒めたい。



今回のトラブルで、"如何に行政の融通の利かなさ" を身を以て体験した。ぜひ今不妊治療を続けているカップルの方には、上記の事項や、細かいその他の制約を予めクリアした上で不妊治療に励んでいただければと思う。


でなければ、わたしのような目になります・・・。



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