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「南青山の児相建設反対」と「辺野古の基地建設反対」ってどう違うんだろう?

 と、無意識に言ったらある人には唖然とされ、ある人には若干怒られました。。。

 実はこの2つ、図式的には類似点が多いと思うんです。

 ①行政主導(児相は港区、基地は国)
 ②大なり小なり賛成・反対で分かれている
 ③賛成・反対の意見が紋切型で拡散している
 ※もちろん歴史的経緯、規模、地理的状況・・・違う点も多いです

 両方賛成の人もいれば、両方反対もいるだろうし、それぞれ意見が異なる人もいるでしょう。
 そして140文字で罵詈雑言を投げ合って、テレビではコメンテーターが1分も満たない時間で意見を言い放っています。

 似た構図なのになぜ賛否が分かれるのか?
 その先にある本質とか裏付ける価値観が理解できなくても共有されることのない現状は本当にヤバいと思うんです。

 何で児相は必要なのか?必要ないのか?
 基地は要るのか?要らないのか?
 どこには必要なのか?
 どこには要らないのか?

 意見の分かれに対して相手の根底にある価値観を知れば、異なる意見でも少しは理解できると思うんです。
 意見だけ聞いて好き嫌い感情的になるのはもったいない。

 こういう中間的な緩いことを言うと、基本的に煙たがれます。
 だって、面倒くさいし複雑だし時間掛かるし。。。
 
 でも、この手間を惜しむと分断はどんどん広がって偏見も拡大する。
 この流れは世界的に共通してます。

 もちろん全員が納得する解決策なんてない。
 でも、納得しない人へも思いやりがあって嫌いな人とも共存する優しさを持ちたい。
 意見を言う強さだけが求められる世の中は生きづらいです。 

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