見出し画像

実はこんなにやってるんです、音声コンテンツ。番組構成と配信フローを大公開!

とつぜんですが、まじめな話いいですか? 在宅時間が増えたことで、ラジオをはじめとした音声コンテンツ市場が急拡大しているんだそうです。デジタル音声広告市場だけ見ても、2025年に420億円規模に拡大するんだとか(※)。

そんな世の中の動きにのっかって、和樂webでは2020年6月から音声番組をスタートしています。現在は「和樂webの日本文化はロックだぜ!ベイベ」「和樂webのそこが現場です!」ふたつの番組を、主に4つのプラットフォームで配信していますが、まだまだ知られていないのが現状です。

こんにちは! 音声コンテンツにおいてはただのリスナーのひとり、和樂webのディレクター鳩です。2021年は、和樂webの音声コンテンツをたくさんの方に聴いていただきたい! という思いで、激しくプッシュしていきます。

今回はふたつの番組の違いとプラットフォームの特徴の違い、配信フローなど、まるごと大公開。リスナーとして興味を持っていただくことはもちろん、これから音声コンテンツを始める方、現在配信されている方にも、ぜひご一読いただきたいです。

※2020年デジタルインファクト調査

番組1.和樂webの日本文化はロックだぜ!ベイベ

月2本〜配信、約30分の番組「和樂webの日本文化はロックだぜ!ベイベ(略して、ロックだぜ!ベイベ)」。出演はセバスチャン高木編集長とサッチーの2名、ひとつのテーマを数回に分けて深堀りトークする形式です。

過去のテーマは「浮世絵スーパースター列伝」「柳宗悦の民藝革命」「誰も教えてくれなかった源氏物語本当の面白さ」など(タイトルだけだと真面目!)。鳩は勝手に「日本文化のことを学べるラジオ」と思って聴いています。noteでたくさんの方に読んでいただいている「サントリー社内向け講座」に近い内容です!

番組2.和樂webのそこが現場です!

月3本〜配信、約30分の番組「和樂webのそこが現場です!(略して、そこ現)」。出演はセバスチャン高木編集長とスタッフ(chiaki、とま子、サッチーいずれか)の2名、毎回1つの記事を中心に、最近のあれこれを雑談トークする形式です。

過去のテーマは「平安のあいみょん?恋愛体質な平安貴族の和歌にきゅんです」「吉原のすべては虚構?高木さん、恋愛って何ですか?」など(テーマからもカジュアルさが伝わりますね)。鳩は勝手に「日本文化好きによる雑談ラジオ」と思って聴いています。

配信している4つのプラットフォーム

上の章ではSpotifyを紹介しましたが、実はさまざまなサービスから番組を視聴することが可能です。

ロックだぜ!ベイベ」「そこ現」、現在ふたつの番組を「Anchor」「Spotify」「popIn WAVE」「audiobook.jp」4つのプラットフォームで配信しているんですが、画面をまとめるとこんなかんじです。多いっ!

名称未設定3.001

ここからは、なぜ4つ? どういう違いがあるの? 配信の構成を説明します。

プラットフォーム1.Anchor

Spotify傘下のポッドキャスト作成プラットフォーム「Anchor」。音声データをアップロードすることでAnchor上でも視聴可能です。

最大のポイントは、SpotifyをはじめApple、GoogleなどPodcastを簡単に配信できること。和樂webではAnchorを使って「そこ現」を配信しています。

特徴:視聴は無料ですが、視聴用というよりは、作成用プラットフォーム。アップロード→配信がとっても簡単! 他のプラットフォームへの配信メインなので、Anchor自体の集客力は低いです。

プラットフォーム2.Spotify

すっかりおなじみ、スウェーデン発の音楽ストリーミングサービス「Spotify」。

ユーザー数が多く、Podcastの番組も充実しています。教養系コンテンツも充実していて、ある意味和樂webのライバルが多い場所ともいえるでしょう。ちなみに和樂webでは、Anchorを経由して、Spotifyに「そこ現」を、あとで解説するauriobook.jpを経由して「ロックだぜ!ベイベ」を配信しています。

特徴:一度ファンになってくれたら、他の音楽コンテンツやPodcastと一緒に長く楽しんでくれる可能性が高いです。作成側としては、番組をみつけてもらうのに努力が必要......。

▼Anchorを経由して配信している「そこ現」

▼audiobook.jpを経由して配信している「ロックだぜ!ベイベ」

プラットフォーム3.popIn WAVE

メディアの音声コンテンツに収益を還元してくれる音声プログラム「popIn WAVE」。和樂webは2020年夏に配信を始めましたが、UOMOやサイゾーなどさまざまなメディアが参加している、急成長のプラットフォームです。

特徴:スマホ向けのインターフェイス。作成側としては広告収益があるため続けやすく、他メディアからの流入もあるため良いサイクルをつくりやすい。

プラットフォーム4.audiobook.jp

日本最大のオーディオブック配信サービス「audiobook.jp」の協力で、「ロックだぜ!ベイベ」の収録・編集・公開をしています。

視聴は会員登録が必要です(30日無料、無料体験後は月額750円)。

特徴:「学び」に関心の高いユーザーが多く視聴している。視聴モチベーションが高い、熱心なファンが集まりやすい。

プラットフォームの使い分け

「そこ現」は3つのサービスAnchor、Spotify、popIn WAVE(一部最新回のみ)で、「ロックだぜ!ベイベ」も3つのサービスaudiobook.jp、Spotify、popInWAVE(一部最新回のみ)で配信しています。

図にするとこんな感じ。SpotifyとpopIn WAVEでは、ふたつの番組を聴くことができます。

名称未設定3.002

ふたつの番組の配信フロー

ここからは音声コンテンツの制作や配信に興味ある方向け。ふたつの番組の収録から配信までの流れを説明します!

名称未設定3.003

ふたつの番組は収録したあと、それぞれAnchorとpopIn WAVEにアップして、そのあと他のプラットフォームに配信する...という流れになっています。詳細は以下のとおり。

「そこ現」の場合

事前にテーマにする記事を決定
→zoomとスマホを使って編集長とスタッフで収録
→スタッフがGaragebandを使って編集
→確認
→Anchorへアップロード
→ほぼリアルタイムにSpotifyやpopIn  WAVEへ配信

「ロックだぜ!ベイベ」の場合

編集長が台本を執筆
→スタジオorリモートで収録
→audiobook.jpが編集
→確認
→audiobook.jpで公開
→ほぼリアルタイムに最新回をpopIn WAVEへ配信
→audiobook.jp経由で約2週間後にSpotifyへ配信

「ロックだぜ!ベイベ」鳩のおすすめ回

数回に渡って1つのテーマを深堀りする「ロックだぜ!ベイベ」。中でも「工芸と民藝」の初回にあたるこちらの回がおすすめです!

よく耳にするけど、実際のところなんだかよく分かっていなかった「工芸」。鳩はこの回を聴いて、自分のイメージしていた「工芸」が、一体何を指していたのか分かりスッキリしました。工芸の辿ってきた複雑な歴史がばくっとつかめる濃密な35分間です! 

「そこ現」鳩のおすすめ回

個人的に「そこ現」はどこから聴いても楽しめる! と思っているのですが、まずはスタッフとま子さん回から聴いてみてはいかがでしょう(なんか、くせになるから)。初期の中だと、この回が好きです。

最近はClubhouseも活用しています

さてさて。ここまで2つの番組と4つのプラットフォームについてお話ししてきましたが、最近は話題のアプリ「Clubhouse」も活用しています!

直近では、ゲストと編集長による対談を公開するほか、スタッフと編集長の雑談を週2、3回程度、公開する予定です。

和樂webのClubhouseの開催予定は、Twitterをチェックしてください! 


和樂を応援してくださる方の投げ銭お待ちしております。