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水無月の茶事稽古

貴重な日曜、TOEICテストを受けた後は、急いで支度してお店へ。

月一回の茶事自主稽古@抹茶カフェ。本格的なことはできないけれども、お仲間と一緒にお稽古敢行。精進懐石に挑戦してみる。

出汁は鰹を外すので、昆布・干瓢・椎茸・炒り大豆でとってみる。参考にしたウェブサイトでは、副住職が大切なことを述べている。五味に加え、「淡」が肝要とは。その域に達するには、まだまだ研鑽が要る。ただ何となく美味しいものを作ればいいということには止まらない、精神的なところを問われている気がする。実践・修行あるのみ。

味が薄いのとは、ちょっと違う煎り大豆の香ばしさ、かんぴょうの甘み、椎茸のうまみ、それに昆布の滋味と、材料の味は存分に出ているのだから。しかし舌にのるや、その味は淡雪のように溶けて消えてしまいます。はかなくて、頼りない。

「これこそが精進料理に大切な『淡たん』なんです」

「淡」とは精進料理において、酸、苦、甘、辛、塩の五味に加え、それ以上に最も尊ばれる味の基本だ。その力は、旬の野菜を調理したときに発揮される。

出典:クロワッサンOnline

お仲間と台所仕事は楽しい。既製品も取り入れながら何とか形に。
汁:がんもどき
生湯葉
揚げ出し豆腐
ごま豆腐
甘酒
マンゴーとじゅんさいの酢の物
八寸:オクラと海苔のフライ
香の物:いぶりがっこ
水物:スターフルーツ

今回は、教本を見ながら茶事の流れ・決まり事を確認しながらいただく。時間は余分にかかるが、一つ一つ手に取り確認しながら食すのは、とても有意義に感じる。

炒り大豆が入ると香ばしく、旨味が増す

鰹無しは寂しい気もするが、これはこれで美味しい

無加糖でも驚くほど甘い!甘すぎるくらい。


令和元年六月二十三日(2019.6.23)日曜日

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