第2回 ど文系のお金の話

こんにちはちゃんさんです!
第2回ど文系のお金の話
前回少しお話した価値交換についてさらに書いていこうと思います。
前回の記事はこちら

その前にお金が動いている場所についてお話させてください。
学問的には間違っていふるかもしれないんですけど、感覚としてお金が回っている場所は大きくわけて2箇所だと思っています。
1つ目は普段私たちが買い物をしている場所、難しく経済学の用語で言うと家計。洋服買ったり、車買ったり、日々のご飯買ったりするお金の流れのことです。
2つ目は会社どうしや政府などの組織どうしがやり取りをするお金の場所、同じく経済学だと企業と政府。イメージしやすいのは鉄鋼や木材を取引していたり、船やトラックなどの運送業の会社とかの取引じゃないですかね。いわゆるサラリーマンの世界です。
お金の機能の動きがわかりやすくあらわれるのが下の図で示した範囲です。ガチャついててすいません…。

これを踏まえて①の価値交換についてお話しします。
前回お話しした通り、貨幣は物々交換を円滑にします。
貨幣の歴史をざっくり話すと、繰り返しになりますが一番初めは物々交換でした。
そこからコメや布、牛などが貨幣の代わりを果たしてきましたがいろいろあって、和同開珎やら小判やら貨幣と言われるものがが出てきました。
昔は貨幣自体が金で出来ていたり、紙幣が発行された直後は価値が保証された金と紙幣を変換できる金本位制がありました。
しかし金の採掘量が限界に達するなどの理由で金本位制がなくなり、政府によって紙幣や硬貨の価値が保証されるようになりました。
こうして金属や物に対する信頼は国家に対する信頼へ変化しました。

みなさんのお手元にある1万円札は所詮はただの紙です。紙切れ自体に価値はありません。
その紙切れを日本政府が価値あるものだと保証してくれているので私たちは安心してお買い物ができます。
サンキュー日本政府。

ところがどっこい、貨幣を発行し価値を保証する政府への信頼が崩れると交換経済、つまり私たちのお買い物は一瞬にして崩壊します。
なぜなら紙幣本体には価値がないから。政府への信頼に価値があって紙切れには価値がないからです。
価値がない紙を持っていたってお魚と交換できないしお腹も膨れません。

お金への信頼が低下するとどうなるか。インフレーションが発生します。
インフレーションが発生したから貨幣の価値が低くなるというのもあります。

インフレーション。小学校の時に習ったの覚えてますかー!!
ちゃんさんはインフレとデフレがごっちゃになってましたー!!
と、まあ落ち着いて、インフレーションの意味を再確認すると、
多くのもの・サービスの価格、賃金が総じて上昇することで、お金の持つ価値が相対的に低くなること
です!
ちょっと何言ってるかわからないです…という私と似たような状況の方に下の図をご用意しました。

つまり100円玉1枚で買えていたものが2枚ないと買えなくなってしまう状況になり、相対的にお金の価値が低くなるのです。
100円玉はいつまでたっても100円だけど、野菜や魚は日によってお値段変わるからです。時価ってやつです。
スーパーに行ってキュウリの値段見てきて、三日後にもう一度値段見に行って値上がりしてたらインフレ、下がってたらデフレです。
品目一つだし短期すぎて少し意味は違うんですけど感覚的にはそんな感じです。
継続的に社会全体にある商品やサービスが値上がりし続けることをインフレーションといいます。

政府やお国の偉い人にとってはインフレが続きすぎるとたまったもんじゃないのでこれをどうにかしようと頑張るのですがこれはまたいつかお話しします。

前回より少し長くなりましたが今日はここまで。
次回は将来の価値交換についてお話ししようと思います。
読んでくださってありがとうございました!