第5回ど文系のお金の話

第5回ど文系のお金の話、本日はリスクの変換と分配のお話です。
一番馴染みがない機能ではないでしょうか?

リスクと聞くとどんなことを思い浮かべるでしょうか?
リスクを冒して挑戦するとか、がんになるリスクとかなんだかちょっと危険なことが起きる可能性を感じますよね。

金融の世界にもリスクがあります。リスクだらけですし不安も多いのです。
このリスクがあるから私たちは資産運用のことを怖いなって思ったりするのです。
資産運用に対するマイナスイメージはおいといて金融学のリスクを一度言葉にして見ましょう。

金融学でのリスクの定義とは、資産運用の結果が十分に予見できないということです。
株とか債権を買っても得するか損するかわからないのです。株や債権には大なり小なりリスクが付いて回ります。
第1回ど文系のお金の話でお話ししたように世の中には大きなリスクをとって大きく儲けることを狙う人や、小さなリスクをとってこつこつ利益を積み上げたい人がいます。リスクを取れる能力は人によって様々です。

世の中にある株や債権などの金融商品のリスクの大きさは様々です。世の中の人々、投資家のリスクが取れる能力は様々です。
それぞれの金融商品と投資家を結びつけ、より多くのお金を集めてより多くの出資を行うのが銀行や証券会社のお仕事です。
大きなリスクを取れる人は特にサポートをしなくてもなんとかしてくれます。しかし、小さいリスクを好む人にはなんらかのサポートが必要です。
なぜなら金融商品は単体で買うより複数組み合わせたほうがリスクが低下するからです。しかし個人で複数の金融商品を購入するのはなかなか大変です。そこで、銀行や証券会社は小さなリスクを好む投資家に向けて投資信託など少額で購入できる金融商品を作って販売するのです。このように大きなリスクをばらばらにしてくっつけたり組み替えたりし、しい作して販売することができるのがお金の第三の機能リスクの変換と分配です。

投資信託とは最近よく聞く名前ですが、複数の金融商品をちょこっとずつ組み合わせてリスクを減らす金融商品の一つです。日経平均株価と同じような値動きをするように作られたインデックスファンドなど初心者さんにオススメの金融商品らしいです。身近なところでいうとお菓子のアソートパックですね!あれ、美味しいのもあればそうでもないのもあるじゃないですか、でもまとめて買うとお得感ありますよね。投資信託ってそんな感じです。

ちなみに銀行や投資信託を通して金融商品を買うことを間接金融といいます。逆に直接投資を必要としているひとから株や債権を直接買うことを直接金融と言います。まあ多分生きてく上ではそんなに重要ではないです…。

私は金融のお勉強をする前は投資のイメージって怖いものでした。
バブル崩壊やリーマンショックなどで株の大暴落と大不況を経験した世代の話を聞いて株=大損して怖いって実態もよくわからず怯えていました。でも学んでみて損する可能性もあるけど得する方法もあるし、最小限にリスクを抑えることもできることがわかりました。ただお金の話って注意深く観察しないと情報が不鮮明だったり、よくわかっていない人に漬け込んでズルする人もいるのでその部分ではまだまだ怖いけど少しずつ学びを深めて賢くお金を運用していくことがこれからの時代大事なのかなと思います。
一番怖いのはよくわからないで自分で考えもせずホイホイ他人のいうことを信じることだと思うので、なんでも鵜呑みにせず自分で調べ学び考える習慣をつけていこうと思います。

最後脱線しましたが…ここまで読んでくださってありがとうございました!
次回は私が悶え苦しみながら理解を深めた?金融用語たちの紹介です!