クラスメイトの決断。
今日は一つ悲しいお知らせがあった。
この3年間のプログラムの1年目から切磋琢磨、一緒に頑張ってきたクラスメイトの一人が、残り8週間を残してトロントを離れ、土曜日に地元に戻る。
学業はそのままオンラインで授業に参加するオプションがあるので、私たちと一緒に卒業はできるが、今学期は学校に登校して授業を一緒に受けていたメンバーの一人でもあるから来週から寂しくなる。
彼女は1年生の終わりから心の病を患っていて、自身でも専門家を訪ねたりと色々と試していたけど、コロナのパンデミックの中、彼女の心はもうこの状況では耐えきれないところまできてしまった。
月曜日、学校の控室で彼女は私たちの前で泣き崩れた。
今すぐにでも、卒業を待たずに地元に戻ることを考えている、と。
他の理由としては、トロントから遠く離れた彼女の地元は、感染対策として州のボーダーを閉じるらしく、帰るなら今がチャンスだということ。
そして、彼女は9月から更なる勉強・資格取得のをためにモントリールの学校への入学が決まっている。地元に戻れば、人口が比較的少ない地域なので、若い彼女でも今すぐワクチン接種が可能で次のステップに備えたいということ。
全て納得できる理由。
私たちは彼女の考えをサポートした。
それからの今日。
スタジオにはクラスの半分以下、4人しか登校していないけど(他はオンライン参加)、その4人で彼女を囲んで写真を撮った。
彼女は土曜日に発つ。
彼女にとって一番いい選択をしたと思う。
応援しているし、少しでも彼女の心がまた元気を取り戻すことを願っている。
でも、私も夏にはカナダを離れるため、もう彼女と会うことはないのかと思うと、寂しい。
卒業まで、あと、56日。
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