ん?なんかおかしい
猛暑の中、ニチニチソウが元気に咲いています。
押し合いへし合いするように咲く様子が、かわいらしいです。
この花を見ていて、先日来感じていた、違和感の原因がわかりました。
違和感を感じた花はこちら。
少し前に近所で見かけた、ニオイバンマツリです。
なんで、おしべもめしべもないの?
上のニオイバンマツリの写真は、たまたま出先で少し前に撮ったものです。
もう一度観察に行くことができないので、撮ってきた写真を見つつ調べてみました。
つまり、花色は紫から白に変わり、それとともに、雄花から雌花に変わり、おしべが目立つ時期、めしべが目立つ時期がある、というわけです。
よく見ると、中央部に確かにおしべ?らしきものが見えます。
写真を撮っておいてよかったぁ、と思う瞬間です。
ではニチニチソウのほうはどうでしょうか。
もう一度、花の様子を見てみましょう。
どの色の花も、中心部が黄色くなっていますが、そこにあるはずのおしべ、めしべがあるようにはみえません。
うーん、仕方がない。現物を見に行こう。
ところが、咲いている花をいくら観察しても埒があきません。
そこで、落ちている花を拾いにいき(本日2度目)、中を切り開いてみました。
拡大してちょっと色を明るくしてみます。
つまり、こういうことでした。
花びらの筒のような部分?
もう一度、花の後ろ姿を観察しにいってきました(本日3度目)。
なるほど、花の付け根が膨らんでいます。
先ほど切りひらいておしべ(とめしべ?)を見つけたのは、この部分でした。
でも、あれ?
また疑問が出てきました。
この花は萼がないのでしょうか。
いや、あるらしいのです。
仕方ない。もう一度見てこよう(本日4度目)。
花の下の膨らみの、一番出っ張っている部分。ここが萼らしいです。
意識してみなければ、これは気づけないでしょう。
ニチニチソウの中でも時間は流れ、確実に世代交代が始まっていました。
おまけ
雨の日に、きれいな状態で花が落ちていたので、いただいてきました。
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