楽花大福~ある調理師の嘆き~

とある老人ホームの厨房で働くイソジ。 毎日がカルチャーショックの連続。 とにかく笑い飛…

楽花大福~ある調理師の嘆き~

とある老人ホームの厨房で働くイソジ。 毎日がカルチャーショックの連続。 とにかく笑い飛ばすしかない日常を、ほぼノンフ ィクションで記録します(笑)。

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ある調理師の嘆き。始めます。

今年の夏。ワタシは転職をした。 長いこと、とあるデイサービスの厨房で調理師をしていたワタシだが、いろいろな事情が積み重なって前職を辞めたのが3月。 その後、職業訓練校に通ったりして、キャリアチェンジについても考えてみた。 元々40過ぎまでは、事務職しか経験がなかったし、そろそろ肉体労働から足を洗いたい気持ちも若干あって。 が。 結局ワタシが選んだ次の就職先は、老人ホームでの朝昼の飯炊きである。 ようするに出戻り職(笑)。 理由はいろいろあるけど、それはまた追々。

    • バアサン、それブロッコリーだよ?

      こんなことがあった、次にバアサンと一緒のシフトになった日のこと。 朝、開口一番に、 「こないだはすみませんでした~。」 と、言ってきたバアサン。 気にはするタイプのようなのだが、こちらはあえて忘れたふりをしておきました。 実際、日をまたいでまで頭に怒りをため込むタイプでもないので、 「なんのことでしたっけ?一晩寝たら忘れちゃうんで。」 と、ウソっぱち言ってみたところ、 「あぁ、そういう性格はいいですね。」 とか、向こうも思ってもないことを言ってる。 もういい

      • 見たい側面でしか人は物事を見ない。

        新人、68歳は。 辞めた(笑)。 あはは。 予想通り、あっという間に去っていった。 「こんな大変な仕事やと思わんかった。」 「こんなん調理補助の仕事ちゃうわ。」 「こんな大変な仕事、こんな安い時給でやってられへんわ。」 「もう続けられへん、自信がない。」 と。 チーフには言っていたそうだ。 言いそう( `ー´)。 ワタシが思うに、一番の理由は失業保険に入れなかったからじゃないの? あんだけ言ってたから。 チーフ自身も関西出身だったので、関西弁には関西弁で返し

        • またもバアサンの攻撃がきた。

          今日はバアサンとシフト。 入った当初のように、一方的に自分の話ばかりはしなくなったが、相変わらず話は合わない。 そんなことはどうだっていい。ちゃんとやってくれさえすれば。 バアサンが、昼のメニューの禁止食材についてたずねてきた。 「お昼はぁ~・・・豚肉?」 いや、違うから。メニュー見ろや。 「いえ、鶏です。」 「えっと…豚肉の他は~…」 「いや、鶏肉です。」 「えっと~、野菜は大丈夫、と…。」 ちゃんとした返事が返ってこないから、ちょっとだけ切れましたので

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        ある調理師の嘆き。始めます。

          新人は68歳、未経験。

          Eさんがいなくなった後。 やはり誰からも応募の話はなかったそうだ。 1月は社員がほとんど休みも取らずにシフトを組んでいたが、彼は今日、 「眠れないんだよ~。休みになると頭が痛くて。」 と。 たぶん、そろそろ限界なんだろうな。自律神経失調症かうつの入口なんじゃないかと。 それを聞いて、こちらは恐怖を感じている(笑)。 君がどうなろうと、あたしゃ夏には辞めるからね( `ー´)。 と、心の中で言いながら。 が。 Eさんがお友達だという人を紹介してくれて、三日前から出

          手術予定と退職予定。

          手術予定が決まりました。 先週。 ようやっと紹介された東京ベイ浦安市川医療センターに診察を受けに行った。 結論から言って、8月に手術を受けることになった。 幸いにも、腹腔鏡での手術が可能だということで。 まぁ、大きい病院で診てもらうにあたり、自分でもほとんど覚悟は決めていたのだが、事前に子宮頸がんと体癌の疑いは取っておかなきゃいけないと女医さんから説明を受け、その検査を受けたところ。 もうね。体癌検診出来ないの。筋腫が邪魔して(笑)。 先生が何度かトライしてんだ

          名乗ってしまえばこっちのもの(笑)。

          おはようございます。 ようやっとwordpressの作業が終わり、なんとかブログを立ち上げました。 Eさんのご病気を聞いてから、いよいよ動き出そうと考えました。 今ワタシは、点心マイスターというものを目指しておりまして、ゆくゆくはそれを生業にしようと思っています。 もとから点心が大好き♪、というわけではないのですが、以前和菓子教室に通っていたころ、正直自分でも周りと比べて異常に作業が早いことに気が付きまして(笑)。 めちゃくちゃ性に合ってる作業だったわけなんです。

          名乗ってしまえばこっちのもの(笑)。

          終わり。

          おとといの事故のことを書いた。 書いて、俯瞰で読むと、なんてことが起きたんだろうと改めて思う。 が、たぶん。 老人ホームという閉鎖された環境下で、今日もどこかで起きていることだろうと想像する。 とんでもないね。 自分も五十代になった。 子供のいない我が家では、きっと最後は一人で野垂れ死ぬか、そういう場所でお世話になることになるんだろう。 だが。 勤めて思う。 出来れば老人ホームには入りたくし、入れたくない。 一緒に働いてるBさんは、以前老人ホームのヘルパー

          事故発生。

          昨日の朝。 出社すると、厨房入口のホワイトボードに、食事箋が貼られていた。 食事箋とは、お客様のその日の情報が書かれた連絡書のようなもので。 そこには「金井様〈仮)ご逝去」とあった。 場所柄そういうことも当然あるので、さほどの感情は動かなかったが、そのお客様がいる棟はワタシが配膳の担当だったので当然お顔は知っていて。 そのお客様は、見た感じまだお年寄りって年ではなさそうだったが、たぶん脳障害か何かを患っているんだろうなぁ、とは見てて思っていた。 急な寒さで、疾患の

          晩御飯の定義

          先日のこと。 同僚Cさんが、 「ねぇねぇ!聞いてくれる? こないだ、結婚して始めてってくらいのことを旦那に言われてさ~。」 と、話し始めた。 2,3日前のことだったそうな。 その日、彼女は買い物に行くのが面倒だったそうで、家にあるもので夕飯を用意したんだそうな。 「今まで一度も言われたことなかったんだけどさぁ、夕飯出したら、 『…何これ?こんだけ?さすがになくね?』 とか言われてさ~。こっちだって仕事で疲れて、それでも作ったのにひどくな~い?」 とのこと。

          70代だからなのか。それとも。(2357文字)

          高齢者雇用安定法なる法律が2021年に法改正され、70歳まで就業機会の確保が努力義務化されたとのこと。 さて。 あなたは今、70代の方と一緒に働いていますか? ま、「70歳までの」となってるので、この場合は60代が働くということなんだろうから70代と働くのとはちょっと違うのかもしれないけど。 しばらく前に某マッ〇の就業支援ポスターが話題になっていた。 いや、ぶっちゃけワタシは【悲壮感】の方に一票を投じるかな(笑)。 こちらの方、ほんとに働いてるそうなので大変申し訳

          70代だからなのか。それとも。(2357文字)

          居心地がいいらしいCさん。

          その後も、 「なんだろ~?何があるんだろう~?」 と隣のワタシに聞こえるようにデカい独り言状態のCさん。 そんなに興味持たれてびっくりだし。 なので逆に聞いてみました。 「じゃあCさんは、嫌なことは一個もないんですか?」 と。 すると、あまり考えもせず彼言いましたね。 「僕は~・・・ないですねぇ。」 え?マジかい?ほんとに? その方が不思議なんだけど。 とは思ったのですが、言われて考えたらわかりました。 彼。 ちょっと変わった方で。 お仕事もかなり

          居心地がいいらしいCさん。

          「どっちもやだよ。」と言った話。

          そうだ。 という子がいた話。 結局、この事件後すぐに、上司が放出処置をとりました。 うちではもう面倒見られないって話しを、エリアマネージャーに直訴して。 もともと無理っぽそうだとわかっていたのに、マネージャーが「試用期間だけでも使ってみて。」とごり押しされた彼女の結果だったわけで、使ってみての判断が「使えないよ。」だったわけなのです。 が。 今のエリアマネージャーもかなりのポンコツなもんで、 そっちがダメなら別の場所で使いましょうってなったらしく、彼女、隣のセン

          「どっちもやだよ。」と言った話。

          退職されたEさんと、ワタシの本業(自称)。

          Eさんは3日が最終出勤日だった。 結局。 やっぱり悪性だろう3センチ大のシコリが見つかって、胸のリンパにも変異が見られるらしいって。 う~~~~ん。ちょっと厄介な状況かもしれないんだなぁ。。。 年末に入れ違いに会うことが出来たけど、「年明けも3日まで出勤ですから、また~♪」とお別れしていたのですが、その日までは時短勤務だったので結局顔を合わせられず。 なんだかそれっきりになるのは申し訳なかったので、小さい花束でも買って退勤後にもう一回来ればいいや。と、思っていたのです

          退職されたEさんと、ワタシの本業(自称)。

          本日仕事始め。

          明けましておめでとうございます。 本日、仕事始めとなりました。 もちろん覚悟をしてはおりましたが、正月が1日のみって、なかなかにハードですね。 まったくもってお正月気分を味わうことは出来ないもんなんだなぁと思い知りました。 三が日働く同士のみなさん、お疲れ様です。 ま、おかげで深酒することも暴食することもほとんどなかったので、体にとってはまぁ悪いことばかりではないかと思われます。 年始めのメニューは、前職の時から考えてもひっさしぶりの茶碗蒸しでした。正確に言うと「南禅

          いい上司悪い上司。ほんとは逆だった話。

          昨日。 前職の上司からLINEが久しぶりに来た。 もう来た瞬間から嫌な予感しかしない。 「久しぶりー。元気ー?コロナとか大丈夫~?」 そんなのが用件じゃないだろう。 「〇〇さんがね~、辞めることになって~(週2の時短パート)。 そっちは変わりない? 楽しくお仕事してるようだもんね~。 また遊びに来てね~~~。」 ・・・いろいろ突っ込みどころはある。が、冷静に返事した。 「こっちも年明けに、遅番が全滅するんだ。 ワタシも楽しい職場♪とはとても言えないよ。飲食業

          いい上司悪い上司。ほんとは逆だった話。