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仕事でくたくたになった対人援助職が人生をとりもどすブログ~職場で無力感が蔓延してしまう時

看護師歴34年、体中、頭の中も対人援助職です。
仕事でくたくたになった対人援助職の方が人生をとりもどすお手伝いをしています。

今日は、最近とくに悩ましいと感じていること、
職場内で無力感がはびこってしまうことについてです。

その名も

学習性無力感


学習性無力感とは、アメリカの心理学者で、「ポジティブ心理学の父」とも呼ばれている、マーチン・セリグマンが1967年に発表した心理学理論です。回避不可能なストレス状態に置かれると、抵抗することさえしなくなるという現象のことです。 通常、ストレスや不快感を与える状況に置かれると、そこから回避しようと努力するものです。しかし、努力しても回避できない状態が長期間継続すると、「何をしても無駄」だと学習し、自発的に行動できなくなくなるというものです。


無力感を抱きながら、目の前の利用者さんに向き合いつづける日々
そして、もうギブアップ、
利用者さんとの他愛ない会話を楽しめなくなったり、
同僚の何気ない言葉に傷ついたり、
体からもSOSのサインがでて、肩はこるわ、背中は張ってるわ、
職場に向かう足取りも重くなる

そして、ボーナスがでたタイミングで辞めていく
そんな光景を何度も見てきました。

なぜ、学習性無力感が蔓延してしまうのか

これは個人の問題と職場の環境や管理者の在り方など
様々な要因があると考えます。

私が体験したことで、自分にはどうにもできないことがありました。

経営者や管理者に要因がある場合です。

過去と他人は変えられないの他人です。

利益重視が全面に出すぎている
利用者や職員の声に耳を傾けない
介護度や利用人数、職員数など数字だけで状況を判断する経営者

「事件は現場で起きているんだ」

と、諦めずに状況を説明するが職員の思いや気持ちを受け取ろうとしない。

メンバーが業務改善や対応策を提案しても、最終的には経営者の好みで
判断されてしまい徒労に終わる。

さらには、職員教育や人材育成にお金を出すことを渋ったりもする。

そして、どうせ言っても無駄だから・・・・

と思うようになり、それが職場内ではやり病のように伝染していくのです。

そうなると、1人、また1人と職員が去っていきます。

沈む船から逃げることネズミの如し


ここで、どうするか自問自答します。

自分はどうする?
このまま、くたくたの日々を過ごし働き続けるのか、
思い切って環境を変えてみるのか・・・
いやいや、気心のしれた仲間もいるし、なんとかなるかも・・・・

自分一人で考えても、答えがみつけられない時、
誰にも相談する人がいない時、
とにかく、思いを吐き出したい時、

たくさん吐き出して、胃のあたりでぎゅーとなっているしこりを
外にだして、体の力を緩めて、息をふっ~と吐いてみませんか。

職場を去る場合も、
逃げから去るのか、
新たな目的や成長のために、前向きな意図を持って環境を変えるのか、
その意味づけが違えばその後の人生も変わってくるのではないでしょうか。

気持ちを言葉にすることで、自分の深いニーズとつながってみませんか。

対人援助職の支援をしています。
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