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薄毛の原因?育毛に必要な食生活

薄毛は年配の男性の悩みというイメージが強いですが、女性も薄毛に悩まされることは少なくありません。女性は特に髪の毛のおしゃれに気を使うことから、薄毛になりたくないという方は多いでしょう。薄毛の原因や薄毛予防と育毛のために見直すべき食生活について解説していきます。


薄毛の原因

出典:クレアージュ

ホルモンバランスの乱れ

女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンという2つの種類がありますが、薄毛と関わりがあるのは「エストロゲン」です。 これは卵巣から分泌されているホルモンで、女性らしい体つきを作ったり生殖機能を促進させたりするほか、肌や頭皮の健康を維持するという大切な働きを担っています。

またエストロゲンは、髪の育成や寿命を延ばしたりする役割があります。 しかし、このエストロゲンは一定の年齢を超えると分泌が減少してしまいます。 あわせて生活習慣の乱れやストレス、悪い食習慣も分泌低下の原因になります。 このようにエストロゲンが低下してしまうと、髪の毛の生え変わりのサイクルが乱れ、薄毛へとつながる場合があるのです。

加齢

お肌の老化と同じように、年齢とともに髪の毛も細く薄くなっていきますが、女性は男性より薄毛になりにくいと言われています。まずは「ストレス」を解消することが大切です。現代社会でストレスを溜めないことは難しいかもしれませんが、心と身体を休ませる工夫をして、日常生活や頭皮のケア方法を見直しましょう。

喫煙

タバコを吸うと含まれているニコチンの影響で、動脈が収縮し血流が悪くなるといわれています。このニコチンが体内に煙と一緒に吸い込むと、毛細血管が収縮し、体内の血流に滞りがあります。血流が悪くなることで、体温や頭皮の温度が急激に下がってしまいます。これも、抜け毛にとってはよくない状態なのです。できれば禁煙することが望ましいですが、タバコをやめようと頑張ったことで、ストレスとなり、抜け毛が増えたということもあるようですので、ご自身のペースで禁煙することがよいでしょう。

ストレス

ストレスはホルモンバランスにも悪影響を与えます。ストレスによってホルモンバランスが崩れると、男性ホルモンが過剰分泌されます。するとDHT(ジヒドロテストステロン)という薄毛を誘発する原因物質が過剰に分泌され、薄毛を急速に促進します。ストレスが原因の抜け毛は、十分に成長しきっていない毛が抜けてしまうのがほとんどです。成長しきっていない毛の毛根はふくらみが小さく、黒っぽい色が特徴です。ストレス性の抜け毛でよく知られているのが円形脱毛症とびまん性脱毛症(女性に多い)です。円形脱毛症は部分的に突然まとまった毛髪が抜けてしまうのが特徴で、びまん性脱毛症は頭頂部からぼんやりと徐々に抜け毛が増えていくのが特徴です。

食生活の見直し

ツヤのあるしなやかな髪をつくるには、栄養バランスのいい食事をとることが大切です。栄養バランスのいい食生活を送っている方は健康的な毛髪が育ちやすい頭皮環境であるといえます。反対に栄養が不足しがちな方は、抜け毛が増える・ハリやコシのない髪が育ちやすくなる可能性があります。食事で薄毛対策をする場合、積極的に取り入れた方がいい4つの栄養素をご紹介します。

①タンパク質(アミノ酸)

人間の身体の大部分が水分とたんぱく質で構成されていることからもわかるように、筋肉や肌、爪、そして頭皮と髪もタンパク質からできています。髪が傷むと指通りが悪くなり、ツヤが失われてしまいます。これも、髪を包む薄い膜であるキューティクルがダメージを受け、タンパク質が流出してしまうことが原因です。体重10kgあたり10gを目安にタンパク質を取りましょう。
◆肉類・魚介類・卵類・大豆製品・乳製品など

②ビタミン

たんぱく質を髪の毛や頭皮など体全体の細胞作りに役立てるには、ビタミンなどの栄養素も必要です。
◆ビタミンA
豚レバー・鶏レバー・大葉・モロヘイヤ・にんじん・うなぎ・チーズなど
◆ビタミンB2
豚レバー・鶏レバー・焼きのり・魚肉ソーセージ・アーモンドなど
◆ビタミンB6
しじみ・あさり・牛レバー・ししとう・かつお・ごまなど
◆ビタミンC
アセロラ・キウイ・赤ピーマン・ブロッコリー・玉露など
◆ビタミンE
アーモンド・ひまわり油・うなぎ・たらこ・落花生・豆乳など

③イソフラボン

女性ホルモンと似た作用があるイソフラボンですが、これこそが薄毛の予防や改善に大切な役割を果たすものです。一日に摂取すべきイソフラボンの推奨量に公的な指標はありませんが、安全性を考慮した上限値として一日75mg程度とする指標が厚生労働省から出されています。
◆納豆・味噌・油揚げ・凍り豆腐・豆乳・豆腐など

④ミネラル

ミネラルには様々な種類が存在し、そのすべてが生命の維持や生体の成長に関わっているといえます。中でも不足することで髪の毛の成長に大きく影響を与えるとされているミネラルが「亜鉛」です。体内の亜鉛が欠乏すると、亜鉛欠乏症の症状として脱毛が起こる場合があります。
◆牡蠣・豚レバー・牛もも肉・うなぎ・かつおぶし・切り干し大根など



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