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トスカーナの雄 イゾレ・エ・オレーナ Isole e Olena買収される

イタリア料理は世界中で人気があるので、どこに行ってもキャンティのワインを見つけることができる。その主要品種はサンジョベーゼ種。今ではちょっと信じられない話だが、一昔前まで、サンジョベーゼ種100%のワインはキャンティやキャンティ・クラシコを名乗れなかった。カナイオーロ種等を混ぜることが義務で、サンジョベーゼ種100%はスーパー・トスカーナの扱いとなった。モンテヴェルティーネのレ・ペルゴレ・トルテ(1977年より)や イゾレ・エ・オレーナのチェパレッロ(1980年より)、フォントディのフラッチャネッロ・デッラ・ピエヴェ(1981年より)等がサンジョベーゼ種100%のスーパー・トスカーナの走りだ。今では星の数ぐらいスーパー・トスカーナがあって覚えきれない。
このトスカーナ・ワインの歴史をつくったイゾレ エ オレーナが買収されたという。著名な家族経営のワイナリーで、跡継ぎがいるにも関わらずワイナリーを売却するのは、色々な理由があるのだろう。


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