先日近所のスーパーで、私が幼少時代に習っていたピアノの先生に偶然に、しかも数十年振りにお会いした。

先生も私を見て驚き、19歳でバンドでデビューしていた事は存じ上げていたけれど、その後色んなアーティストのキーボーディストとして、横浜アリーナや大阪城ホール、はたまた紅白出場などは知ってはいないだろうと。

言うと自慢になるのかなぁと、結局言えなかったんだけど、先生のお陰でここまでなれたのだから、報告しておけばよかったなぁ〜と帰宅してからなんか後悔したような気分になった。

私が音楽、先ずはピアノを習い始めたのには単純な理由があるんです。

私の母親は山形県出身で7人兄弟。

その1番下の弟、私から見ると叔父にあたる、通称 チャボ君 が東京の音大に合格したことから始まる。

山形から東京へは通えないので、横浜の私の家に4年間居候をする事になった。

叔父は家でもピアノの練習がしたい！
との事で、アップライトピアノを買った。

叔父の演奏するピアノが、あまり記憶には無いのだが、子供ながら魅了されたのであろう私が母親に

僕もピアノを習いたい

って言ったのだそうだ。その時私は幼稚園生（笑）

すると、母は近くの教室を探し、見つけてくれた個人のピアノ教室の先生が、

先程スーパーで会った井上先生である。

これが私の音楽の始まりです。

これから14年後にプロデビューするなど
これっぽっちも思っていない幼稚園生でした。

つづく　(反響があれば（笑）)