卒業

#007 〜音楽を始めたきっかけ〜中学3年生、そして卒業〜


前回の続き〜

そして私は中学3年生になった。
部活では一番年上。

パーカッションには2名の女性が増え、合計で5人になった。

我々は、吉田先輩とかの練習ではなく、好き勝手に伸び伸びと練習していた。

後輩には重ねシンバルは重いので、腕の筋肉付けるのに100回シンバルを鳴らそうとか(笑)

音楽にも体力は必要だ〜と言って、校庭を走ったり。

ロングトーン対決と言って、誰か一番長く音を出し続けられるか?!

それはそれで楽しかったけど、ちゃんと練習もしました。

今年の自由曲は、スラブマーチ
私はまたティンパニ担当で。

それも、2つしかないティンパニで、演奏途中に転調があるので、チューニングを変えるという離れ技が必要であった。
曲中、自分にしか聞こえない位で、そおっとチューニングキーで音程を変えるのだ。


練習も順調なある日曜日の部活で、窓からグラウンドを見てみると、どうやらうちの中学と他の中学で野球の試合をやっているではないか?!

ぱっと見た感じ、うちの中学が劣勢みたいだ。確か2点負けてたかと。

そこでみんなで楽器を持って、バックネットに行った。

うちの中学は横浜市の中でも校庭が広くて有名だったのと、野球のバックネットまであったのだ。

そして良く甲子園でやっている曲を見様見真似で演奏した!

かっとばせ〜 なんちゃ〜ら〜

と。

応援って凄いと思った!
#2の 、モチベーションじゃないけど、連打の嵐になった!

そして逆転!!!

こりゃもううちの勝ちだね〜
と、我々は音楽室に引き返した。


後日誰かから聞いた話しに驚いた。

あの後うちの中学は更に逆転され負けたのだ。

しかも、相手の中学はその試合で全国大会に出場したとの事。

そんな大事な試合だとは知らずに、
途中で音楽室に引き返したことをとても後悔した。


そして夏がやってきた。

練習の成果が問われる、神奈川県予選


吉田先輩よりはかなり緩い練習だったと思うが、私や佐竹、タンチにゲタ子


上手く言えないのだが、みんな音楽のセンスが良い。

これが、未だに具体的に言えないのだ。

先輩たちは、一生懸命練習してきて形になる。

我々は練習はするけど、そこそこ出来てしまうのだ。

このnote、先輩に見られたらヤバいなぁ〜


しかも!去年同様、県大会出場を果たし、県大会ではなんと!銀賞を受賞したのである。

 

先日偶然2つ下の後輩に会い、ワインを飲みながらその当時の話しで盛り上がった。

そこで驚いたのが、我々が卒業した翌年からは、1度も県大会に出れなかったそうである。

今はどうなっているのか、興味はあるが、中学に行ったら確実に不審者扱いされるだろう。

そして卒業。
楽しい中学生生活であった。ドラムを知り、先輩に出会い、バンドを組み、
とにかく音楽三昧の毎日であった。

そして、みんなはバラバラな高校に入学するのである。

絆を残したまま。

記憶が曖昧だけど、この頃に佐竹が
映画ブルースブラザーズのサウンドトラックを買ったのが、高校生活の全てが音楽漬けになったきっかけである。


A-JARI デビューまで、あと5年


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