(途中)Sidechainについて

こちらのPaperの概要を書いていく。

"Enabling Blockchain Innovations with Pegged Sidechains"
https://blockstream.com/sidechains.pdf

課題

  • Bitcoin以外のブロックチェーン(アルトチェーン)の開発は活発に行われているが、それらはブロックチェーン開発者全体の開発能力の分散化を招いている。

  • Bitcoinが充分に検討されたセキュリティや設計を持っているのに対し、アルトチェーンはセキュリティ的に安全である保証はないため、一般ユーザーはアルトコインを保有することのリスクを負っている。加えて、充分に開発者がいないことによるメンテナンス不足によるリスクも抱える。

  • しかし、Bitcoinの能力の拡張には多大な時間とマイナーの合意が必要であり、一般的に困難である。アルトチェーンは独自の機能を追加することで実験的に新たな機能を実装している利点があるため、存在意義がある。

  • Bitcoinへの新機能追加の圧力によりセキュリティリスクが増大する。

サイドチェーンの解決すること

  • サイドチェーンは以下の特徴によりこれらの問題を緩和する

    • BitcoinとSidechainを行き来(two-way pegged)することのできる手法を採用する。

    • サイドチェーン間での資産の行き来を可能にしながら、最終的にはBitcoinにそれらの資産を戻すことができる。

    • 一般ユーザーは、サイドチェーンにBitcoinからの資産を移動しても、それをいつでも戻すことができる点でセキュリティリスクを緩和する。アルトチェーンからの「出口戦略」を提供する。

    • サイドチェーン(アルトチェーン)の開発への労力を無駄にすることなく、新機能をBitcoinエコシステムに取り込むことができる。

    • Bitcoin自体への機能追加圧力を低減することで、Bitcoinの安定性を確保する。

    • サイドチェーンで充分にテストされ有効性が確認された機能をBitcoinに取り込む機会を提供する。

    • 結果的に、ブロックチェーン開発者の労力は無駄にならずエコシステムが豊かになる可能性がある。

設計思想

  • Bitcoinのセキュリティモデルを崩さないため、追加で必要となる信用(trust)を最小化する。

  • Federated pegのような固定した人物への信頼に基づいた方法は、単一障害点になり得るため避ける

Two-way Pegとは?

定義

  • two-way peg

    • メインチェーン(Bitcoinなど)とサイドチェーン間で、固定したレートで相互に資産(asset)を行き来できる仕組みである。

  • pegged sidechain

    • 資産をtwo-way pegにより行き来する能力を持つサイドチェーン

  • SPV proof 

    • proof-of-workを証明するブロックヘッダーの列

    • あるoutputがあるブロックに含まれることを示す暗号学的証明

Symmetric two-way peg

  • SPV proofによってpegをする。

  • SPV proofでなぜpegができるのか、そもそもSPV proofとはなんなのか?が疑問


以下

TODO







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