「ゴスペル日記 23」～実弾射撃～


日本から友達が遊びにやってきた。

彼とは「骨折つながり」
つまり私がバスケで足を折って入院していた（第10話参照）ところへ
彼はスノボードで転倒し鎖骨を折って入院してきた。
私もスノボ好きで歳も近かったことから
意気投合し退院後もちょくちょく遊びにいったりしていた。

さて、本日はその友達と射撃場に行ったときのお話。
ゴスペルは出てきません、あしからず笑


ある休日の朝、
一緒にバーガーキングで朝飯をとっていると、
友達が「射撃に行きたい」と言い出した。 
せっかくアメリカに来てんだし、
行ってもいいかもと思い決定。

フリーウェイをクルマで走らせること30分ほど、
ダウンタウンの外れにある、なんだかガラ～ンとした建物に到着。
入ってみると、腰に銃を携えたコワオモテな店員
とても日本ではありえないシチュエーションである。

防弾ガラスの向こうの射撃場では３人組みのオッサンたちがボーリングでいうところのMyボールばりにMyガンを持ち込み、バキュンバキュンやってる。 
否が応でもテンションが上がってくる。
もちろん私たちはMyガンなど持っていないので、お店で借りることにした。

店員　　「はーい！はわゆどぅ～いん？　今日はどんな銃にする？」　（イカツイ顔のわりに意外とフレンドリー） 

友達　　　「44マグナム（S&W　M29のことね）　ぷりーず！」　（おおっ！やるね～、ダーティーハリーときたか）
 
私　　　　「んじゃ～ここの店で１番キョーレツなヤツおねがい！！」　（←大バカ野郎）

44マグナムとともに出てきたのは「グリズリー」という超ドデカいハンドガン。
その名のごとく、グリズリー（北米の巨大熊）を一発で倒すという。
案の定、重くて持ってるだけでこっちがやられそうである。（始まる前から若干後悔）

さてさて、二人で耳栓をしていざ射撃場へ！
まずは44マグナムの方から撃ってみる。　よくありがちな人型の紙の的に狙いを定める。

ズぅドぉぉぉおおーーン！！

・・・・・・・・・・・・・・・ごいす。。

これ耳栓してなかったらヤバいでしょ！？ 

知り合いの中でも特別に運動神経抜群の彼はやっぱりうまい！
的に命中シマクリである。

んでもって、ワタクシの出番
グリズリーである。

っドォカァァァァアアアアンンン=3=3！！！！！！

・・・・・・・おーまいぐっねす。。。


両手でしっかりもっていたのに手が外れて後ろに吹っ飛ばされてしまった。
なんだこれは、、バズーカか？(打ったことねぇけど)

マジでヤバい音だったのか、隣のレーン？で撃ってるおじさん二人組にも覗かれ、

「クレイジーなの撃ってんじゃん！」

って言われるし、、
そーいやおじさんたちのガンは随分コンパクトだ(身の丈に合ったものを選びましょう！)

これはヤバい、油断してると肩が脱臼しそうである。 
ナゼ60発も弾丸を買ってしまったんだ・・・。
一発一発がマジで真剣勝負！　
ヤルかヤラレるかである。（←お前だけな）

そのうち慣れてはきたものの、最後は衝撃で手が真っ赤になった。
とりあえず買った玉は全て撃ち終えることができた。

そして帰り道
「オレンジチキン」という大好きなアメリカン・チャイニーズフードを食べて家路についた。

なかなかハードボイルドな一日であった。

・・・・・・・・・つづく