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趣味「紅茶」-CHAI 03-

 以前、アレンジやミックススパイスを使ったチャイ作りをしているという記事を書かせて頂いたのだけど、今回はそもそもチャイってなんだ?って記事になります。
基本になるプレーンチャイについてのレシピはまた次回にあげるので乞うご期待を!

▷chai00

チャイとはなんぞや?

 この質問には大体、「インドで飲まれている甘いミルクティー」とか「スパイスを入れて鍋で煮込んで作るミルクティー」って回答になると思うのですが…

チャイ(英語: Chai / ヒンディー語: चाय / ウルドゥー語: چاۓ‎ cāy チャーイ)は、茶を意味する言葉。狭義には、インド式に甘く煮出したミルクティーを指す。世界的には、茶葉に香辛料を加えたマサーラー・チャイを指す。

とWikipediaでは紹介されています。


 更に調べると、実は「チャイ(トルコ)」っていうのもWikipediaでは分けて掲載がされていてるんです。

 そもそも日本では「お茶」、イギリスなら「TEA」、インドなら「チャイ」ってご存知のことと思いますが、世界の他の国ではなんて呼ばれているのかをここで簡単に紹介したいと思います。

「月刊 茶の間」より

 まずはざっとですが、茶の伝播を表した地図です。
何かしらで同じ様なものをご覧になった方もいらっしゃると思いますが、中国から「チャ」と「テ」という言葉が、それぞれ陸路(広東省)と海路(福建省)とで、その土地の言葉(方言とここでは言わせて頂く)と茶葉と共に世界に拡がっていきました。

 あ、ちなみに私が運営するお茶のお店の名前はチャトテ(CHA&TEA)と申します!


 さて、そうして拡がったお茶の呼び名は、それぞれの国での呼び方として固有名詞になり、また長い年月をかけてその国の喫茶文化として形成されていったというわけなんです。
ここでは、その飲み方迄は紹介しませんが、今回の「チャイ」について、いくつの国がチャイと呼ぶのかを言語別に紹介します。


▷わてんとこも「チャイ」って言うとりますぅ

「チャイ」と発音する言語
・モンゴル(モンゴル/東アジア)
・ヒンディー(インド/南アジア)
・ロシア(東欧)
・ルーマニア(東欧)
・ブルガリア(東欧)
・セルビア(東欧)
・チェコ(東欧)
・スワヒリ(東アフリカ/アフリカ)
※モンゴルは、「ツァイ」とも

 そして意外と面白いのが、「テ」のエリアにあって「チャ」と発音をするポルトガル。
日本との交易の歴史によるものなんですかね?浪漫を感じます。


▷夏場のお茶は?

 まあ要するに、チャイというのは、最初に紹介した様な、コレって言うのは実はないと言うことなんです。
例えるなら、夏場にオカンに「ちゃんとお茶飲みや〜」って言われる時のお茶って、おそらく日本人ならほぼ麦茶じゃない?ってこと。

アメリカ人に、「ニホンのヒト イツモマッチャ ノンデルデスヨネ」って言われちゃう様な、日本人がインド人に「いつもカレー食べてる」って言っちゃうような。

 チャイってのも奥が深いので、是非この機会に色々と探してみてください。
次回は、基本のプレーンチャイのレシピを紹介しますね。

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