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マナーから考える

マナーというやつは地域によって異なる故にややこしい

有名なのはエスカレーターの左右どちらに乗るのか
そもそもエスカレーターを歩くなという声もあり、賛否両論+αで結論がでない また、何故大阪と東京が逆なのかも都市伝説的なお話となり、これまた結論が出ない酒のツマミになる話し

最近気になっているのはリュックタイプのバッグについて
ぎゅうぎゅう詰めの首都圏の通勤者は、前に抱えるように肩にかけるのが常識になっているかと

2016年前後からビジネスマンがリュックタイプを使い始めたように記憶している
まだ10年も経っていないのにこのマナーが定着しているのはある種驚く
よほど邪魔者扱いされたのだろうね  

その首都圏から福岡県第2の都市である北九州市に異動してきました
この両地域のマナーの差が面白すぎるので少し紹介します

首都圏だとブチぎられる案件が、ごくごく普通に行われています

例えば、リュックを前に抱えている人はほぼ私だけです(汗)

また、ホームに乗車位置を示すマークがありますが、その位置が電車のドアの左側だとします。2人目が先頭者の後ろに並んでいるのに、平気で右側に並んで2列目を作ってしまう人が結構います
がめついオバタリアン(死語?)ではなく、うら若き乙女(死語?)でも、そういう行動をする人がいます。そして、電車が来ると真っ先に入ります

首都圏ではほぼ死刑に近い重罪である割り込みというやつです(苦笑)

で、乗ったら乗ったらで奥に進まず、ドア近くに固まっています
奥の通路には、ほとんど人がいません
当初、皆急いでいるんだなぁっと思っていました
しかし、電車が駅に到着しても慌ててダッシュで降りることもなく、のんびりと降車していきます

自分はこの人達と国籍が違うのではないかと勘違いしそうになります

何故、これほどマナーが異なるのか
人口密度がまず最初に思い浮かぶます
密度が高いほど暗黙のルール「マナー」が無いと混乱するからです

次に浮かぶのは多様性でしょうか
首都圏のように国内だけでなく世界各地から人が集まると、やはりある一定のルール(マナー)が必要となります

最後に思い浮かぶのは、地方でよくある感覚の違いです
ここ北九州市に古くからいる人達は、かなり保守的で、昭和が大好きです(苦笑)

昭和感のある商店街や建物が大好きです

表面的には古き良き時代を残したいと口にしていますが、どうも違うようです

基本的には変わりたくない感が強いのではないかと感じます

一部の若い人達も、古き良き時代を残したいと大きな声で叫んで、イベントを開催しているぐらいです

代表的な存在としては2度の火災に見舞われた旦過市場ではないでしょうか

日本全国、昭和感のあるアーケード街や商店街があり、廃れてしまったところも多々あります
古い商店街になればなるほど火災が一番問題になるのは、わかりきったことです
それぞれのお店の利害が絡み合い、対策が進まなかった、いや、進めなかったのかもしれない

一度燃えているのに、またしても油の過熱による出火で二度目の火災

そして、今年1月早々、旦過市場からそれほど離れていない古い食堂街も油の過熱が原因による火災

懲りない面々です(苦笑)

福岡県第2の都市である北九州市は、商業・農業・漁業のバランスが良く、都会なのに田舎もあり、食材の宝庫です
非常に魅力的な土地です

また、最初は他所から来た人たちをよそ者扱いしますが、仲良くなるととことんの付き合いができる、よい人達が多い土地柄です

でも、この保守的市民性が、福岡県の政令指定都市にもかかわらず、人口が減り続けている要因ではないかと密かに思っています(もう密ではなくなりましたが 滝汗)
因みにですが、福岡市は人口が増加し続けています…

参考)
観光客には旦過市場が人気がありますが、小倉にはこういう市場も存在します


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