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【翻訳】JOC竹田会長「訴追」、フランスメディアはどう伝えているのか?

2020年に迫った東京五輪、莫大にかかるコスト、五輪後に待ち受ける不穏な未来。スポーツ嫌いにとっては、不安しかないイベントだ。現実問題、ボランティアは無償で行うレベルを超えた業務になりそうでTwitter界隈では度々炎上している。そんな中、先日、日本オリンピック委員会の竹田会長が贈賄容疑で「訴追」された。カルロス・ゴーン逮捕によるフランス側の制裁かとチラホラ耳にするが、不正は不正だ。そこで、フランスではどのように報道されているかをここに掲載します。本当は、ル・モンド紙の記事を翻訳したかったのだが、あれは課金しないと全文読めないので、ル・フィガロ紙の記事を全文翻訳します。参考にしていただければ光栄です。
※日本人用に読みやすく意訳しています。悪しからず。

日本オリンピック2020:「収賄」に対する起訴、日本オリンピック委員会委員長の

木曜日パリで、日本オリンピック委員会委員長の竹田恒和の起訴を受けて世界は混迷。彼は容疑を否認している。

オリンピックのスキャンダル。日本オリンピック委員会委員長の竹田恒和は、東京五輪2020開催の決定におけるフランス側の調査により、「積極的贈収賄」で12月パリで起訴され、金曜日に司法から情報提供されました。そして、ル・モンド紙が引用し記事に起こしました。竹田氏(71)は、2013年に行われた約200ユーロの疑わしき支払いと、マドリード、インタンブールを破り日本が東京五輪に選ばれた件に関して3年間調査を続けてきたパリの捜査官の手によって12月10日に起訴されました。

関係する主要人物の素早い否定

東京五輪2020入札に関するフランスの調査によると、「積極的汚職」に対する竹田氏の起訴公表後、フランス通信社(AFP)に対し彼は汚職容疑を否認した。竹田氏は、フランスでの公聴会のAFPから送付された声明の中で、フランス司法当局と協力したと述べ、「そのような汚職、不正行為には関与していない」と説明した。

2016年5月に始まったこの調査は、世界のスポーツのトップでのいくつかの汚職事件の中心的人物であるPapa Massata Diackに関連する、Black Tidingsへの2件の支払いに関するものです。

東京五輪2020の組織委員会で、現在副委員長である竹田氏は仏司法要請により、2017年初めに東京治安判事によって審尋されていました。この起訴摘発直後、日本のオリンピック委員会は3人の法曹の委員会を任命しました。

当時のオリンピック当局によると、疑わしき金額は「正当なコンサルタント報酬」に相当、シンガポールを拠点とするBlack Tidingsが「PMD」と呼ばれるPapa Massata Diackに結びついていることを誰も知りませんでした。

1999年から2015年まで父親であるLamine Diack氏が議長を務め、国際陸上競技連盟(IAAF)のこの強力なマーケティングコンサルタントが数百万ユーロ相当の賄賂を受け取った疑いがあります。IAAFは2016年と2020年のオリンピックへのスポンサーシップ契約の決定、またはリオと東京の推薦を支持していました。

マスコミは隙あればPapa Massata Diackを守った。しかし、セネガルの難民である彼は、父親が汚職の容疑でフランス領土を去ることができない間、彼に国際逮捕令状を発したフランスの司法審理を知らなかった。東京オリンピックとリオオリンピックに関するフランスの調査は、広大な腐敗のシステムに対する最初の国際調査の結果を受け、国家財政検察(PNF)を立ち上げました。PNFはロシア人アスリートのドーピング問題に対する制裁を遅らせ、回避させるためにIAAF内に設置されました。

このような場合、フランスの裁判所の管轄権は、特にフランスで資金が洗浄されたという事実によって説明することができます。

・おわりに

フランス翻訳素人なので、割と表現に厳しいところもありますが、少しでもフランスの報道を共有していただければ光栄です。

・原文:JO 2020: MIS EN EXAMEN POUR «CORRUPTION», LE PRÉSIDENT DU COMITÉ OLYMPIQUE JAPONAIS RIPOSTE



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