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7月14日は、パウストフスキーの命日

1968年7月14日に、作家のパウストフスキーが亡くなりました。

今日は、モスクワにあるパウストフスキーの家博物館を紹介します。

毎月第3週(15日のある1週間)の日曜日は、入場料が無料になるので、2023年6月に出かけました。

夫には、「パウストフスキーの作品を読んだことがあるの?」と言われ、「ないよ」と答えたら、「読んでから行ったら」と言われました。

しかし、この博物館はそんなに大きくないので、無料チケットの登録が難しく、気づいたときは、品切れということが多いのです。

また、この博物館へ行くのに、我が家から遠く、地下鉄とバスで行かないとなりません。しかも、夫が私が一人で行くのを心配したくらい、モスクワ市内の中でも暴動が起きやすい地域です。
そのため、冬に行くのは絶対に嫌なので、夏のうちに行きたいと思いました。だから、作品を読まずに行き、行ってきてから、読むことにしました。
これが、パウストフスキーの家博物館です。

1797年に建てられた『灰色のダーチャ』というプレートがあります。

しかし、1970年代に焼失し、1980年代に修復されたようです。

建物の壁面には、パウストフスキーの顔があります。

この記事を書くために調べて、焼失したことを知りましたが、パウストフスキーが実際に使っていた物の展示が少なく、写真を撮るほどではないなと思いました。
そのため、この1枚だけです。

パウストフスキーは、作家のブルガーコフと同じ学校だったようで、その展示もありました。

あとは、私が訪れた時の特別展の内容が充実していました。
「パウストフスキーと音楽」という特別展で、パウストフスキーの作品に作曲家が曲を書いたものが紹介されていました。
そこに、私の好きな作曲家のスヴィリードフの作品がありました。
「Пока не остановится сердце」という作品で1943年のものらしいです。
私は、スヴィリードフの作品リストを作り、楽譜が手に入るか調べ終わっていますが、この曲は記憶にありませんでした。
家に帰ってリストを見たら、楽譜は紛失しているようです。しかし、1943年に上演されたのは、確かです。
さらに、調べていたら、2023年2月に、パウストフスキーとスヴィリードフが作ったこの作品を上演したという番組を見つけました。
日本から見ることができるかどうか分かりませんが、貼ります。


【博物館のホームページ】

ちなみに、日本語に訳されたパウストフスキーの児童書が数冊あるようで、公共図書館に所蔵されています。
次の帰国時に読んでみようと思います。

無料公開日に博物館へ行くことによって、知らなかったことを知ることができ、興味のなかったことに興味をもてるようになります。
モスクワ市のこの取り組みは素晴らしいと思います。

博物館から出てきたら、野生のリスがいました。

モスクワは大都会だけれども、緑が多く、よくリスを見かけます。

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