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エッセイ

「意味なんかなくても」と
何度も詠ってきたはずなのに
こんなにも寂しくなるのは
意味が欲しかった証拠だろう
こんなに幸福を思い出せるのは
そこに何かがあった証拠だろう
誰も知らない場所で音を立てずに
燃え出した、僕だけの青い炎は
まだまだ消えてはくれない
小さな高温を保ったまま
どこまでも普通の毎日に
痛いくらいの熱を残し続けている
いつかまた、きみの耳に届くまで


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