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真剣佑さん 舞台挨拶から新たなステージへ

ぼんやりと世の中を眺めていても、はっと目に止まる人というのはいるもので、スポットライトを浴びる星の元に生まれた人っているものだな、と思います。
そんな方の物語を見るのは楽しく、喜びでもあり、自分の糧にもなっています。

中でも、稀に明らかに今がティッピングポイント、というのが分かる時があって、その瞬間に出会えるとゾクゾクします。

俳優さんやアイドルの方の素の姿は計り知れないことが多いので、ほとんどの場合はスポーツ選手か自分で曲を作っているミュージシャンの方なのですが、珍しくアスリートばりの俳優さんに出会いました。

『ブレイブ -群青戦記- 』 主演 新田真剣佑さん

先日、映画を見た時にとても気になった俳優さん。数年前から気にはなっていたのですが改めて。(詳しくは過去記事で)

12月の制作発表の時、最後の挨拶の前に一瞬間を置いた後、俳優になるきっかけとなった憧れの人が三浦春馬さんだったことを告白し、3月12日の公開初日舞台挨拶では、最後言葉に詰まったまましばらく何も言えなくなる姿がありました。

どちらも舞台挨拶の流れとして用意されていたものとは思えず、ただ、彼の中で思いつきで言った言葉とも思えず、気になっていました。

そして、先日(3月25日)『ブレイブ』の公開御礼舞台挨拶の最後に発した言葉に、鳥肌が立ちました。

「僕は日本で活動していますが、今日が僕の第一章の終わりだと思っています。これから春馬さんの夢だった海外進出を叶える、想いを繋げるために僕も海外で挑戦していきます。そして、必ず結果を残して帰ってきます。それが、この作品に出会って、いただいた新たな夢です。この作品には、本当に感謝しています。」

まだ4月末に映画『るろうに剣心』の公開と、4月スタートのドラマも控えている中で「今日が第一章の終わり」と。

そして「必ず結果を残して帰ってきます」という言葉に、まるでアスリートのような気概を感じました。


『るろうに剣心』 は第2章スタート

この映画の予告を観た時に、今までなんで本格的なアクションをやらなかったのだろう?と思ったものです。「動ける、とは知っていたけど、こんなにアクションできるならもっと早くやれば、日本での人気はもっと不動になっただろうに。」と。

先日、『るろうに剣心』のイベントの様子を見て納得。

撮影の2年前に話をいただいていて、その時「この作品でアクション見せるまで、どこにもアクション見せないでくれ、とお願いされた。そのかわり、全部見せられるようにするから、と言われていた」と。

『るろうに剣心』のクランクインが2018年11月となっているので、2016年頃?日本第1弾となった『ちはやふる』の頃ではありませんか!

(ちはやふるは広瀬すずちゃんと真剣佑さんの袴姿がとてもステキで、内容も大好きな作品です)

『るろうに剣心』の撮影は大掛かりで大変なため、スタッフもキャストも覚悟が必要で、誰も続編を撮ろうと言い出さなかった、という話がありましたが、前作の2014年当時、ラスボス的な縁役に適任の俳優さんがいなかったのでは?とも思います。

剣心(佐藤健さん)より若く、見るからに圧倒的な強さがあってアクションが出来、これまでの『るろうに剣心』の錚々たる出演者の方々と並んでも引けを取らない存在感の若手俳優。

真剣佑さんのために用意された役のような、真剣佑さんが現れたから可能になったような作品のような気もします。

「これほど自分の能力を活かせる、アクションができる現場に携われたことに、すごく役者として嬉しいことだと思っています。」

一応「アクションの現場で大変じゃないことはないです」とか、「歩けなくなって針を数十本打ったけど、まだ歩けなかった」と言うエピソードはあるものの、やったことのない事や出来ないことをやったのではなく、全て実戦レベルで出来るものを持っている力の限界まで出したと言う意味ですよね。

俳優さんって、大抵の場合、役のために殺陣や乗馬を練習したり、楽器の演奏を練習したりするものだと思いますが、彼の場合、すでに殺陣も空手も乗馬も楽器も水泳も基礎から身についていて、その上での演技。
ちょっと、次元の違いを感じました。

以前、幼少期にお父さん(千葉真一さん)が石を投げるのを避けることを日常でやっていた、という話もあり、「千葉家は変わったエピソードがたくさんありそうですね」というMCに対し「僕にとっては普通ですけど」と言っていたこともあり。
やっぱり次元が違います。

『るろうに剣心』はすでにシリーズの人気があり、今回演じる雪代縁は「誰が演じるんだろう」と期待が大きかった役。佐藤健さんの素晴らしさは変わりませんが、おそらくこの映画を見た人の多くは真剣佑さんの動きに驚き、大きな話題になることでしょう。

本来なら昨年公開になっている予定で、『ブレイブ』の方が後だったものが、『るろうに剣心』の公開が延期されたことで、結果的に『ブレイブ』で彼は決意し、『るろうに剣心』が置き土産と海外へのスタート作になることに。

こんな偶然もまた、不思議なものです。

持って生まれた才能と未来

通常は相談を受けた方についてのみ鑑定するのですが、参考と練習のために活躍されている方や、未来が楽しみな有名人の方を勝手に見させていただくことがあります。真剣佑さん、ここ数年で一番楽しみな鑑定結果でした。
ご本人が読んでも、悪い内容ではないと思うので一部ご紹介します。

<持って生まれた才能>
・古典的なものの究明、分析に優れ、聡明で理知的。向上心が強く素直。
・表現力、宣伝力、交渉、営業力があり、人との関わりを上手く活用して伸びる。
・柔和な雰囲気で華やか。人の中心になり羨ましがられることが糧になるタイプ。
・起業家タイプ。競って伸びる。
<心的傾向、言動傾向>
・物事を決める時には慎重に、幅広い視野で中道をいく精神が強い。
・マイペースで自信家、為せば成るの精神で粘り強くやり遂げる。
・筋の通らないことを嫌い、頑固。
・義理人情に厚く博愛主義。
・自由でいたい精神性があり、人とは異なる方法を好む。
・思ったことをそのまま言葉にするタイプで、心に思っていないことは言えない。
・愛想笑いで周囲に合わせることや、お世辞が下手。
<持って生まれたものを生かす生き方>
・流れに乗る。ただし吉凶が混在しやすいので良い時にも気をつける。
・芸術、表現、装飾関連、芸能関連の仕事に向いている。
・粘り強く一つのことに打ち込んで大成する。
・若い頃に苦労すると晩年の大きな成功に繋がる。

華やかさも待ちつつ、中身は質実剛健の方。親分肌だけど、人に合わせたり人に尽くすのではなく、あくまでも自分が表に出て輝いて行く星。競争の激しい芸能界でも十分に耐えられる強さの星をお持ちでした。

武道が基礎にあり、『ちはやふる』『ブレイブ』『るろうに剣心』など転機になる作品が古典的な要素を持っているのも、さらにプラスの要素だと思います。

『ブレイブ』の舞台挨拶での最後の発言は、おそらく、じっくり考えて決意した上での発言でしょうし、言うなと言われても言ったことでしょう。

彼にとって昨年は評価は受けるけど、物事がうまくいかず、「停止」させられる事が多かった年。今年は過去を整理し未来を見つめる年。今年スタートを切るのは最善のタイミングでした。

環境に恵まれた方はハングリー精神に欠ける事が多々あります。それは現状でも十分幸せなので「何故やるのか、何のために頑張るのか」という「やる理由」が薄くなりがちな為なのですが、今回、明確に「海外で活躍する理由」が出来たことで、さらに強さが倍増したように思います。

生まれながらに家柄も容姿も目立つので、様々な下心のある人が寄ってくると思いますし、周囲の人には分からない苦労もあると思います。大手事務所から離れたことで、ゴシップやバッシング記事も書かれると思いますが、誰に何を言われようと、自分の納得の行く方法で独自の道を進んで頂きたいと思います。

そして、周囲の方はぜひ、足を引っ張ることなく、才能ある彼の未来を応援して頂きたいと思います。

真剣佑さんの第2章、新たなステージがとても楽しみです。








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