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生き様で表現することが美しい

ある伝統工芸作家の方が創作は創作的人為によって生み出され、“伝えたい何か”と“伝えるためのモノ”の両輪によって成り立つと仰っていました。

伝えたい何か、それをどう表現していくか、それは私自身にも突きつけられるテーマでした。
2020年夏に念願叶って藍建てをして、本建正藍染をはじめることができました。
昨年染めたジャケットやストールを手にして、もっと美しい青はどうしたらできるのだろうかと考えていました。黄金比をどう表すか、藍染めは手段であって藍染めをすることがゴールではないとは思っていました。

素材は綿棒ですがそこから生み出される圧倒的な胸に迫るような作品、一ミリのズレもなく完成された美しいトッチさんの神聖幾何学。すべてを知って最先端で動いている生き様には魂の光を感じます。

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