コンプレックスをチャームポイントに

どんなに美人な方でも、どんなに男前でも、
ご本人にしかわからないような小さなことでも、
コンプレックスって誰もが持っていたりしますよね。

私自身、コンプレックスの塊です。

それを少しでも良くするために、
良く見えるために、努力することが大事なんだよな、
とは思いつつ、なかなかダイエットができない私…笑

このコンプレックスを、デイサービスにいる時に
おじいちゃんやおばあちゃんの言葉で
自信にさせてもらうことがすごく多かったりします。

私にとって、その一つが手。
私の手は、指が太く、短い。
そして、手のひらも分厚い…
(いつか直接会えた時は見てみてください。笑)
憧れているのは、ハンドクリームのCMで出てくるような
女性らしい、細くて長い指。
ずっとコンプレックスを感じていました。

でも、先日私の手をまじまじと見ていたおばあちゃんが
「おいしそうな手ぇしてんなぁ」
と言ってくれたんです。
誉め言葉かどうかと言われたら微妙かもしれないけど(笑)
すごくうれしかったんです。
今まで、
「指みじかっ!!」
と驚かれるくらいで、あんまり誰かに見せることも
なかったもので…
「そんなこと言ってくれたのは初めてです!!」
というと、
「ほんま?かわいい手してるわ。
ほんまにおいしそうや」
とニコニコしながら言ってくれました。

ダイエットに関しては本当に私に甘いです。笑
「痩せる必要なんてあらへん」
「それくらいがちょうどええねん」
なんて言ってくれちゃうんです。

でも、あるおばあちゃんは私に厳しいんです。
普段は独居で、寝たきり。
「寝たきり」のイメージはどんなものでしょうか?

私は、介護の仕事に携わるまで
「寝たきり」の方とは話すこともできず、
全てにおいてお手伝いをしなければいけないと
思っていました。
実務経験もなかったですし、家族や親せきにそのような方が
いらっしゃらなかったので。

そのおばあちゃんは、韓国ドラマ、イケメン好きで
「日本人はあかん。韓国人がええ。」
という人。笑
愛嬌があって、近所の方とお迎えの時に
お会いするといつも声をかけられていて、
笑顔がとってもかわいくて、甘いものが大好き、
足が長くてうらやましい。(※個人的な感想です。笑)

そんなおばあちゃんは私の二の腕を
触ると言うんです。
あかん!
と。笑
多分想像してもらったそのまま、
「痩せなさい。」
ということです。笑
会うたびにこの儀式は繰り返しています。
いつか、
「ええね!」
と言ってもらえるように頑張ります。

私は、デイサービスで過ごすなかで
おじいちゃん、おばあちゃんからの
「飴と鞭」に翻弄されています。
でも、それが自分の『頑張ろう』っていう
気持ちにつながっているんだなと思います。

これからも良い距離感でおじいちゃん、おばあちゃんと
過ごしながらコンプレックスと
向き合っていきます!笑

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