外部が訪れることの構えとコツ

外部の現れ
外部はやってくる。感情が作動し、イメージが踊り、詩の言葉に落ち着く。

→感情/イメージ/詩の言葉

構え=技術
外部への構えは技術である。その時の情動と慢性的な気分に敏感になる。あるいは両者を合わせた違和感に敏感になる。感情・違和感にともなって浮かんできたことを比較してイメージに潜り・住まう。分けて関係づけてまとまりにし、その全体を簡潔で誘い込む言葉に置く。建築する。


1.感情
違和感(情動・気分)への敏感さ
2.イメージ
浮かんだことを比較する(潜り・住まう)
3.詩の言葉
まとめ・簡潔で誘い込む言葉による建築

敏感さ
様々なことを浮かばせるために、色んな文脈で「見立てる」。
具体例を示す。「やさしさ」って気持ちを感じる時って、「ありがた迷惑」の時だ。例えば、エコバック手に持ってるのにレジ袋要りますかって言われる時。この時「かなしい」って感情もある。「やさしさ/かなしさ」ってセットっぽい。だとすれば、この事例から、「伝えられる/伝わらない」ってパラフレーズできる。


1-1. 敏感さ
「見立て」て様々な対立項を浮かばせる。

比較(潜る・住まう)
イメージを連想して「ひろげ」ながら比較する。
「やさしさ/かなしさ」や、「伝えられる/伝わらない」に言葉を付け足すと、「誰にでもやさしい/一つのことがかなしい」、「簡単なことが伝えられる/真に大事なことは伝わらない」と言える。そして、前者の「複数人の対象/一事柄の対象」の前提を考えると、「人vs事」、「複数vs単一」の軸が重なっていることに気付く。


2-1. 比較(潜る・住まう)
対立項を比較し、連想し・軸を見出すよう「ひろげる」。

建築
欠けているところを「満たし」ながら、まとめる。
これまで、「やさしさ/かなしさ」「伝えられる/伝わらない」「人/事」「複数/単一」「簡単/真に大事」っていう対立項が出てきた。これらは順に、[作用の結果][作用の仕方][作用対象][作用対象の数][作用で運ばれるもの]というふうに分けて関係づけられる。これらをまとめると、「簡単なことは多くの人に伝えられて、それがやさしさとされ、対して、大事なことは一回の出来事を通して伝わるのみであり、その時かなしさが出てくる」。
ここで自然に「対象化された感情/現れる感情」が補われている。また、このまとめには[感情を作用させる人]が抜けているので、さっきのエコバックの事例から、「マニュアル人間/暗に振る舞う人間」を補う。

3-1. 建築
文章などを通して対立項をまとめることで、欠けている部分を「満たす」。なお、そこに言葉をどう置くかは今後の検討課題。

まとめの表

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